コーカサス③ アゼルバイジャン シェキ編

9/22(日) AM5:30起床・7:00にチェックアウト。

ホテルにタクシーをよんでもらって、BAKU INTERNATIONAL BUS TERMINALへ。

 

旧市街から外へ出る際ゲートスタッフに2AZN請求され、キレるタクシードライバー

あろうことか終いには私に払えと言ってきた。

 

昨日のレストランの教訓もあり、財布は絶対ださず、「なんで?」と日本語で対抗。

結局ドライバーのおっちゃんが払ってました。いや、タクシー代に入ってるはずだから、その金額。

 

無事到着。15~18AZNだったかな?

スンバラシイ景色のある場所にバスターミナルはあります。

 

とりあえず下まで降りて(多分3F)チケットオフィスへ。(KASSAと表記あり)

オフィス内にいた職員にアプリで表示したチケットを見せたところ、「INTERNET」と表示のある窓口まで案内してもらえました。そこでチケット発券。

 

アプリで購入したとしても、チケット発券はしなければいけない様子。注意です。

 

バス乗り場前の売店にて購入した朝ごはんのケバブサンド。

これ、アゼルバンジャンで食べたごはんの中で一番おいしかった。

ぼったくりの傷を未だにひきずっております。

 

バスは9:20頃出発。

意外にも、ちゃんとした大型のバスでした。

席番号に従ってみんな着席しており、他のあいているもっと良い席に移動するには運転手に交渉する必要がある様子。

 

ながいながい(そうでもない?)6時間のバス旅のはじまりです。

途中、このちびっこが話しかけてきて癒されました。

折り紙の鶴折ってあげたら、飛行機折って返してくれたりとか。

お母さん(多分わたしより年下)が、お礼にと沢山おかしやらパンやらをくれるので、満腹に。アゼルバンジャンの人たちのあたたかさに触れた出来事でした。

 

3時間ほど走ったのち、休憩所へ。

ここでまたちびっこ、私の手を引き、トイレやら売店のおいしいお菓子やらを案内。

かわいすぎか!(笑)

ごめんよ、きみのお母さんのおかげでわたしのお腹は今いっぱいなのであります。

 

15:30シェキバスターミナルに到着。お世話になった親子へのお礼もそこそこに、すぐにチケット窓口へ。明日のQAX経由のトビリシ行バスをおさえようとした所、予約はできないと言われてしまう。QAXが始発のバスでないため、売り切れで乗れない場合もあるとの他ブロガーさんの情報があったので、ここは予約しておきたかった。

 

まぁタクシーになってもしょうがないかと、ガックリ肩を落として歩いていた所、おじさんに呼び止められる。何かハコのような形のジェスチャーをして、ついて来いとのこと。

 

行った先ではなんと、わたしの愛用スーツケースが。

うっかり受け取るのを忘れて、窓口へ行ってしまっていたのでした。

 

気を引き締めていかんとね。アゼルバンジャンのみなさまはだいたいみんな、とても親切です。

 

ターミナル内にいたタクシーをつかまえて、ホテルへ。

Sheki Palace Hotel

キャラバンサライの向かいにあるホテル。今回の旅でいちばんの高級ホテルでした。

タクシー代は例のごとく失念。

 

チェックインしてすぐに街歩き。時間はもう16:00すぎ。

まずは向かいにあるキャラバンサライへ。

この時点で、ドアは開け放たれており、だれでも見学可能となっていました。

 

中庭。シルクロード時代の隊商宿の雰囲気を色濃くのこしております。

本当はこの宿に泊まりたかったのですが、電話受付のみ、アゼルバイジャン語オンリーという難易度高めのミッションをこなさねばならず、断念。

 

アゼルバンジャンの旅行社と出発前にメールでやりとりしてみましたが、直接宿を予約した際には20AZNで宿泊できるはずのところ、なぜか送金手数料ふくめ60USDに跳ね上がり、手数料の内訳教えろと送っても返答なし。

 

恐怖の南京虫がいるとの情報もあり、今回はそれならばとBOOKING.COMで予約可能な高級ホテルにしました。さすがに宿は快適。後悔なしです。

明日から通常の格安宿にもどれるかしら。。。

 

お次はシェキといえばココ!な、シェキハーン宮殿。通称夏の宮殿です。

長い坂をのぼって、キャラバンサライからは徒歩10分ほど。バスも巡回してる様子でした。

右側入り口前の道路はさんだ向かいの小屋でチケット購入できます。

入場料は他ブロガーさんによると2AZNだそうです。

 

宮殿内はスタッフとともに廻らねばならず、撮影絶対厳禁です。

建物内に入る際にチケットを見せ、ある程度人数が集まったら、内部の見学開始。

 

わたしの場合、ほぼ全員ほかの見学者はアゼルバイジャン人。全く理解できないアゼル語にて説明がはじまったので、先に他の部屋をのぞかせてもらおうとしたところ、スタッフのおじさんに激怒されました。「写真とったら罰金だよ!」とそこだけ英語(笑)

 

でもおじさん、宮殿をこよなく愛するいい人で、大人しく行列につきしたがっていたわたしに、最後は英語で個別に説明してくれました。

いわく、この宮殿は客人をもてなすために心をこめて装飾をほどこしたのだとか。

遠くからはるばるいらした客人への尊敬の念がこめられているそうです。

 

だったら、日本からはるばるきた私にも丁重に、などと思ってはいけませんな。。。

上記のいきさつはともかく、内部はとてもすばらしかったです。一見の価値あり。

 

※他ブログ読んでみると、英語ガイドも追加料金払えばしてくれるそうです。案内は特になかったように思うので、窓口でチケット購入時に希望される場合は聞いてみてください。

 

正面写真。外国人よりもアゼルバイジャン人の観光客が多数を占めていました。

外からでも充分、内装の素晴らしさがうかがえる丁寧なつくりとなっていますね。

 

坂をくだって、次の目的地に行く前にMAPSMEで「Great Sunset View Point」なる箇所を発見。ためしに行ってみることに。

         

右上の双眼鏡のピンがシェキハーン宮殿。

残っている城壁の高台部分で、確かに夕日がきれいに拝めそう。

日没時間が近づいたらまた再訪決定。

 

ビューポイントピンのすぐ上の赤ピンはツーリストインフォメーション。

「i」の案内表記と一緒に「Traditional Craft」の看板が見え、入ってみることに。

 

中は通路状になっており、シェキ名産の絹織物などが売っているショップがつらなっていました。シェキ中心部のシルク工房は17:00までと早めに閉まってしまうため、ここは大変便利。工房、時間がなくて行くのを諦めていたのでこれはありがたい!

 

 1枚、気になったストールの値段を聞いた所、コットン素材のためか15AZNと激安でした。即決。刺繍糸はきちんとシルクで織られていました。

 

何時まで営業しているかはわかりませんが、おそらく17:00以降もあいていそうな雰囲気でした。観光客もあまりいなく、ゆっくりと商品をみてまわれます。穴場。

 

元のルートにもどり、城壁を越え、さらにさらに坂を下っていった先にあるのが、

シェキ冬の宮殿です。

 

MAPSMEに表示はありますが、ちょっとわかりにくい場所にあり、しっかり道に迷いました。素直にその辺にいる人に道を尋ねましょう。「Winter Palace」で通じます。

        

右下の赤ピンがキャラバンサライ。モスクが目印的な表示ですが、「え?どこモスク?」ってな感じでした。結局通りすがりの人の力を借りて到着。

 

ここ冬の宮殿は、旅行記でも取り上げている方は少なく、夏の宮殿と比べて印象がうすい扱いをうけておりますが、なんと、内部写真撮影OKなのです。

 

入場料は撮影費込みで5AZNだったかな。

1階部分はあまり見どころがありませんが、2階は素晴らしい。

2階にあがるとすぐこれ。息をのむ美しさ。ちょうど西日が差し、床に窓ガラスの影がうつっていました。

 

内装の装飾美に関しては、やはり夏の宮殿に軍配があがるものの、こちらの冬の宮殿は自由にみてまわれるうえ、写真撮影可。

そしてなにより人が少なく、こころおきなく見学を楽しむことができる点がメリット。

テレビの撮影隊なのか、SONYの大きなカメラを持った方々もいらっしゃいました。

他にいる人はそのくらい。ほぼワンフロア貸切。土足厳禁でした。

 

お礼を伝えてその場をあとにし、結構あるいたので一息つくことに。

キャラバンサライに沿って細くのびる小道はお土産商店がならんでおります。

 

その中のひとつ。「illy」マークがあるカフェに入店。

コーヒーではなく、チャイを注文。

この、一緒についてきたお菓子はおそらく「シェキハルヴァ」。

あまーいハルヴァとチャイがよく合いました。

 

ゆっくり休んだあとは、サンセット(2019年9月だと18:40くらいかな?)。

さきほどチェックしたGreat Sunset View Pointへ再び行ってみました。

城壁にはばまれて視界はひろくとれませんが、他に人もおらず、ちょうど目の前で日が沈んでいきます。

 

夕日に感動し、満足したら出発。

犬も絵になるシェキの夕暮れ。

 

腹がへっては戦はできぬ。ってことで、絶景を堪能したあとは夕食とすることにしました。

宿泊したホテルSheki Palace Hotelのすぐ裏にある「Qaqarin」。

テラス席で、暮れなずむ景色を見ながらのディナーでした。

 

注文したのはシェキ名物「Piti」羊肉と豆を煮こんだスープをまず召し上がり、

残りの具をパンにつけていただきます。

 

満腹になり、身も心も満たされたので明日にそなえ早めにホテルへもどりました。

 

アゼルバイジャンジョージア移動編につづきます。