コーカサス⑤ ジョージア カズベキ・ムツヘタ終日ツアー編

9/24(火) AM7:00はやめにホテルを出発。まずはトビリシの朝さんぽ。

日中観光客であふれているアイラブトビリシ駐車場まえも朝は閑散としております。

 

トビリシ市街地は犬が沢山おり、みんな耳にタグをつけているので襲ってくる心配はありませんでした。日中はのんびりマイペースに寝ております。

しかし、朝は犬の活動時間帯なのか朝ごはんのサンドイッチをいれた袋をさげて歩いていたところ、のそのそと私のあとを5~6匹くらい犬がついてきました。

 

あげてもいいんだけどね。全員にあげたらわたしの分なくなるからね。ごめんね。

 

7:30頃に、前日ナグザリさんと約束した集合場所を確認しに現場へ。よしよしここでOKと立ち去ろうとしたら、ワッツアップに着信が。

ナグザリさん、なんと30分前にもう待機していた様子。「どこいくの?ここであってるよ」と言われ、朝ごはん食べたいからまたここに戻ってくると伝え、近くの公園へ。

 

なぜかオレンジジュースの紙パックにストローがついていなかったので、端をかみちぎりワイルドに飲み干しました。しかしサンドイッチはおいしい。SPARテイクアウト、おすすめです。

 

7:50に集合場所にもどり、出発。ナグザリさんは準備万端で待っていてくれました。車はホンダ。安心の日本車です。

途中で撮った1枚。

この時期、トビリシの朝もカズベキへ向かう車内も相当ひえこみました。ユニクロのウルトラライトダウンが大活躍。あたたかい恰好でいくことを推奨します。

 

まずはジョージアの軍用道路にはいります。全長およそ200km。カズベキのツミンダサメバ教会は軍用道路内の170km先に位置し、トビリシ市内からはだいたい3時間ほどで到着するそうです。

 

ちなみに、冬は道中こんな景色になるそう。ナグザリ氏から贈呈。

ブログに写真のせていい?って聞いたときに「もっとクール(かっこいい)な写真があるなら送って」って伝えたらこの写真が送信されてきました。え?そっちの意味?

せっかくなので掲載。

 

先人ブログを拝見すると、ツミンダサメバ教会に行くには山の麓で車を降ろされ、そこで更に4WDをチャーターするか、トレッキングして向かう必要があるという事前情報が。しかしナグザリさんはホンダをかっとばし、直接教会まで行ってくれました。

 

はい到着。ツミンダサメバ教会。この時期は午前中逆光でした。露光調節の腕が試されますな。

 

後ろを振り返ると絶景。カズベキ山です。快晴なり。やはり午前中に来て正解。

 

まずは教会に入る前、入口脇の小部屋内にある箱に入れられた、エプロン状のものを腰に巻きつけます。聖地であるがゆえ、できるだけ正装でという配慮。デニムや短パンは避けた方がよさそうです。

 

ジョージアアルメニアのすべての教会では女性が頭にストールを被っていました。私は帽子をしていたので注意はうけませんでしたが、念のため薄手のスカーフかストールを持参した方がいいと思います。

 

内部は撮影禁止。撮っている方もいて、注意をされる様子もありませんでしたが、今回は遠慮しました。状況をみて各自判断してください。

 

馬が放牧されていました。水飲み場にもちゃんと十字架。

 

教会の対面には丘があり、登るとこんな景色がまっています。

 

車内で待機中のナグザリさんと合流。他に何かリクエストある?と聞かれたので、近場にあると他ブロガーさんの日記にあった、ミネラルウォーターが湧く場所に連れていってもらいました。

道路脇にこんな岩が突然出現します。滲みだしているのがミネラルウォーター。

 

道路をはさんで向かいにある小さい階段をくだると水汲み場があります。

水は炭酸泉。酸味強め。好みがわかれるところです。私はひとくちで充分満足。

 

次はロシア・グルジア友好モニュメント。

ロシアとジョージア今はそんなに仲良くないそうな。国名の読みもロシア語読みからジョージアに変えちゃったしね。

 

このモニュメント、Wikipediaさんによると。

1983年、両国のあいだでむすばれた1783年のギオルギエフスク条約200周年を記念してつくられたものである。

ギオルギエフスク条約とは、グルジアが当時のペルシア帝国からの侵略を防ぐため、1783年にロシアをグルジア保護国と位置づけ交わした条約。これがきっかけでグルジアはロシアに併合され、1918年の独立までロシア帝国支配下に置かれました。

 

どこが友好なのかもはやわからん形だけ残ったモニュメントですが、景色はあっぱれ。パラグライダーなんぞも飛んでいました。

 

さて、ナグザリさんも驚くスピードでさくさくと旅をすすめていきます。

次はここ!アナヌリ教会。ジンヴァリ湖畔にたつこの教会。内部からは美しい湖の景色を楽しむことができます。

アナヌリ教会で検索するとだいたいこの写真。私も真似して1枚。

 

要塞としての役割も兼ねていたそう。だからなのか、結構無骨な印象を受けました。

 

湖は美しいエメラルドグリーン。写真ではわかりませんが、紅葉もちらほらはじまっていました。可能ならば晴れた日に行ったほうがいいです、絶対。

 

このあたりから標高も下がり、気温が上昇。半袖で観光できました。

 

ここからムツヘタ。だんだんになっている建物の形状がおもしろいスヴェティツホヴェリ大聖堂です。

ムツヘタはジョージアの古都にあたり、中心にあるこのスヴェティツホヴェリ大聖堂はジョージア最古の聖堂といわれています。

 

写真撮影禁止表示にもかかわらずみんながしがし写真撮っていたのでわたしも!

フラッシュたかなければ問題ないのかな?真偽の程は不明です。

 

大聖堂の横道は土産ストリートとなっており、チュルヘラなんかも売っていました。

ジョージア入国の際にわたしの胃を破裂寸前までおいこんだパンもあります。おなか空いてたけどこれはパス。夕食たべたいし。。。

 

ツアー最後の観光場所、ジュワリ修道院。丘の上にたっています。

ジュワリとは「十字架」の意味。上からみると十字架の形をしたテトラコンチ様式教会。この建築形式の発祥とされる教会です。

 

内部にはキリスト教伝道師聖女ニノが建てたとされる十字架にちなんだ、巨大な木造十字架が設置されていました。

 

教会のうらにまわると、先程みたスヴェティツホヴェリ教会をぐるっと囲む形をした古都ムツヘタの街を一望できます。

またここはトルコから流れてくるクラ川、ロシアから流れてくるアラクヴィ川の合流地点となっています。川の色も若干違う。

 

そんなこんなであっという間にツアーは終了。計6か所を駆け足でめぐりました。16:00まえにはトビリシ中心地の自由広場に到着。道中たのしく無事に観光できたのもナグザリさんのおかげ。

最後に約束していた100Lariと一緒にチップを渡そうとした所「1人だと払う金額が大きくなってしまうからいらないよ」と受取りを拒否。イケメン!ほれてまうやろ~!!

 

お礼がわりにこのブログで紹介させていただきました。みなさまもジョージア行く機会があれば是非、ナグザリさんに案内をしてみてもらってくださいね。

 

昼食抜いて観光していたので、お腹と背中がくっついてしまうほどに空腹。

昨日行くつもりでやめた、自由広場からもほど近い「Racha」ではやめの夕食とすることにいたしました。

ヒンカリを注文。マッシュルーム味にしました。お味はイメージしていたのとは、、、う~ん。注文選択を誤ったかな。ひと味足りないかんじ。素直にノーマルのヒンカリを注文したほうがよさそうです。

 

まだまだ外は明るいので、昨日割ってしまったワインの代わりを探しにワインショップへ。自由広場近くのこちらのショップにいきました。コテアフハズィ通りにあるショップよりも安価なワインがそろっていましたよ。

       

左下の円形の広場にたっている赤ピンが自由広場。広場からは歩いてすぐです。KISI産のぶどう品種がジョージアでは最高級とされているらしく、おすすめされたのでそのアンバーワインを購入。

 

一旦ホテルにもどり、荷物を置いたらちょうど夕暮れ時に。明日にしようと思っていたロープウェーを前倒しして今日乗ることにしました。

ロープウェーは市街地の真上を通っています。現金支払いの窓口があるので、そこでジョージアの地下鉄などで使える共通カードを購入、乗り込みます。共通券をすでに持っている人はカードをかざし、そのまま乗車できます。

 

ロープウェーを降りると、正面にジョージア母の像がみえます。

このジョージア母の像は右手に剣を持ち、左手にワイン杯を持っています。意味するところは、敵には剣をもって迎え撃ち、友にはワインでもてなすというもの。敵にはまわしたくないな、こういう人。。。

 

ロープウェー降り口はナリカラ要塞到着とガイドブックには書かれていますが、1番上の城壁には急斜面の崖を登らなくてはたどり着けない様子でした。

登ろうと試みるも、帰りは真っ暗闇のなかで崖を下る必要がありそうだったので断念。その手前にあるニコライ教会の広場前にある城壁の上で夜景を堪能しました。

 

ここからの眺めも充分美しい。帰りは坂をくだって徒歩で街中へ。後ろ向きに坂をくだるアジア人とすれ違いました。あれ、多分中国で流行ってる坂道後ろ向きにくだる健康法とかよね。どこに行っても中国人はすぐわかる。。。

 

崖に登って体力消耗したので、ガソリン補給!ワインを飲みに以下のお店へ。 

沢山の飲食店がならぶErekleⅡストリートの1番奥にあるワインバーです。メニューはボトルのみの紹介でしたが、店員さんに尋ねるとグラスもある模様。

 

やはりここはアンバーワインを頼みました。

このワインが本当においしかった!!!

アンバーって結構物足りなかったり、酸味強かったりしがちだと思うんですがこれは奥深くて香りもGOOD。値段もお手頃で店員さんのかんじも良く、この店近所にほしい。1人で気軽に飲みにきている地元の女性らしき人もいました。

 

夜景もみて、最後にはおいしいワインで締める。ツアーもナグザリさんのおかげで申し分ないものとなりました。完璧な1日。

 

明日はトビリシ市内観光です。ジョージア トビリシジョージア-アルメニア夜行列車編につづきます。