スリランカ④ ビーチでシュノーケル・ゴールでバワのホテル宿泊編

11/2(土)きちんと今日も4:00起床。半分まだ寝ております。
チェックアウト時に明日の夜またチェックインするからその間荷物を預かってくれないかと交渉したら、快く引き受けてくれました。気持ち身軽に。

 

トゥクトゥクを呼んでもらい、鉄道始発駅のMaradana駅へ。絶景を車中から楽しめるという、海岸沿いを走る列車に乗ります。ColomboFort駅からでもゴールへは行けるのですが席の争奪戦になるという事前情報があったため、フォート駅からそんなに離れていない始発駅から列車に乗り込むことにしました。トゥクトゥクの金額失念。400LKRくらいだったかな。

まだ外はまっくら。人もまばらです。

 

犬は元気。

 

無事にAM6:05発のチケットをゲット。AM8:00過ぎにはゴールに到着予定です。

2等車、金額は240LKR。自由席のため、あとは窓際の良い席を確保するのみ。

 

ホームに入場。徐々に人が増えてきました。

他の列車を確認してみると、車両本体に「2」や「3」などの数字が書かれています。どうやらこれはその車両のクラスを表示している模様。取得したチケットの等級を確認し、車体に書かれた番号と同じクラスに乗り込めば問題なさそうです。

 

通常1等車は進行方向1番前、ついで2等・3等と続いていきます。私たちの乗った列車は1等は存在せず、2等が1番上のクラス。2等車は進行方向1番前と1番最後の車両がそれにあたり、他はすべて3等車でした。

無事に窓際確保。1番後ろの席がボックス席になっており、進行方向右側に座ると海側の景色を存分に堪能できます。コロンボフォートでは乗客が殺到していたので、やはり始発駅のMaradana駅から乗車して正解でした。

 

前半しばらくはこんな景色。海岸線に沿ってすすみます。

ここで途中停車駅で奥さまと合流予定の、スリランカ人男性と相席に。奥さまが無事乗り込んでからは、先輩の地元秋田の雪景色の写真を見せつつ話が盛り上がりました。

 

こういった売り子が次々と停車駅から乗り込んできます。

買ってみようと試みてみたものの、特に惹かれるものがなく断念。

 

予定より少し遅れた8:30すぎ、ゴール駅に到着。

同席した夫妻にお礼を告げ、下車。スリランカの海岸列車は素晴らしい景色を見せてくれただけでなく、素敵な出会いも用意してくれました。

 

駅から外に出ると、トゥクトゥクがお待ちかね。

何人かのドライバーと交渉し、宿泊予定のバワのホテル「ジェットウイングライトハウス」まで200LKRで乗せてくれるというこのトゥクトゥクに決定。

 

ところが!ホテルに着いた瞬間要求されたのは300KLR。お金を払ったあとに気付き、抗議するも「そんなこと言ってない」の一点張り。ホテル前で揉めるのもはばかられたので、結局300LKR払いました。コロンボで乗ったトゥクトゥクも、現地に到着した途端値上げ要求してきたドライバーがいました。みなさま中には悪徳ドライバーもいるので、支払時にはお気をつけください。

 

そんなトラブルがあったものの、ジェットウイングライトハウスはそれはそれは素晴らしいたたずまい。

笑顔でスタッフがお出迎えしてくれました。

 

このホテルはスリランカ人建築家「ジェフリーバワ」が設計したもの。ジェフリーバワはインフィニティプールを初めてつくり、アマンリゾート創設者にも多大な影響を与えた人物として有名。また同性愛者だったことから、彼の建物は体格の大きな男性でもくつろげるよう、ゆったりとしたつくりとなっているのが特徴的です。

 

フロントをぬけた先にあるラウンジからは、海を臨むことができ絶景を堪能できます。

ここで用紙を渡され、必要事項を記入しました。ウエルカムティーを飲みながらほっと一息。アーリーチェックインも90USD払えば可能だと提示されましたが、予算オーバー。速攻でお断りしました。ただし余裕のある方はしてもいいかも。ひろーいホテルなので、早めにチェックインして内部を探検するのも楽しそうです。

 

案内してくれたスタッフ。スリランカは美人が多いです。

手続き中に「ベットが分かれているタイプの部屋にしてほしい」と伝えたところ、「予約リクエストにその旨の記載があったので、すでに手配済です」という返答。バワのホテルは従業員も優秀な方がそろっています。

 

荷物を預けた後は内部を探検。ジェットウイングライトハウスのシンボル、螺旋階段はフロントから出てすぐの場所にありました。

この螺旋階段の彫刻は、バワの友人ラキ・セナナヤケの作品。ポルトガル人とスリランカ人の戦いの様子をあらわしているそうです。

 

探検を早々に切り上げ、ホテル前のトゥクトゥクと値段交渉。

ウナワトゥナビーチまで500LKRで決着。他ブロガーさんの記事によると300LKRほどで行けると書いてありましたが、「そんなの10年前の金額」と一蹴されました。PICK MEだと確かに300LKRと表示されていましたが、ゴール市街地から離れているためかドライバーもつかまりません。いいホテルから出てきたから、そのくらい払えるだろと思われたのかも。高級ホテル前でトゥクトゥクを拾うのはやめた方がよさそうです。

 

ビーチ到着。まだ午前中のためか、人はまばらでした。

早速シュノーケルができるボートを探すも、難航。1時間1,500LKRほどでできるという事前情報があったものの、金額を聞くと皆だいたい10,000LKR前後。やっとこさ2人で合計6,000LKRの船を見つけ、30分後にまた来ると約束しその場をあとにしました。

 

その30分のあいだに朝食をとろうと近くのカフェへ。

また特大サイズのごはんだと食べきれないよね、と先輩と話し合い「一番サイズの小さいお勧めの料理」と頼んで出てきたのがこちら。チーズが挟んであり、美味しかったです。値段は失念。でも観光地価格でした。

 

いつの間にか30分はゆうに過ぎており、心配した予約ボートのお兄さんが店まで迎えにきていました。

すぐさま乗船。シュノーケルセットを持っていないことを伝えると、他の船の人から借りてきてくれました。

 

グラスボートになっており、船底から海中をのぞけます。視界はそんなに良くはなく、目をこらすとぼんやり見える程度。時期によって透明度も変わってくるのかもしれません。

珊瑚スポットに差し掛かるとボートを止めて、ここ見てごらんと教えてくれます。

 

出航してしばらくすると、難破船が見えてきました。

かつて海洋貿易で栄えたスリランカの海は今でも多くの難破船・沈没船があり、このような船をめぐるダイビングツアーも、ゴール手前のヒッカドゥワのビーチから催行されています。

 

岸から15分ほどでシュノーケルポイントのJungle Bearchに到着。ライフジャケットを着用せずに飛び込んだら、波が高いため何度排水してもシュノーケルの棒に水が入り込み、息ができず最終的におぼれかけました。。。必死にボートへ戻りライフジャケットを着て再度海にドボン。今度はちゃんと泳げました。ライフジャケット、重要です。

 

水中カメラがなく撮影できなかったため海の中の写真はありませんが、あまりクリアとはいえず視認できるのはだいたい1mほど。ただし魚の種類は豊富で、南国ならではのカラフルなお魚たちが目の前を泳いでいました。

 

そして世界的にも問題になっている海洋プラスチックゴミが、この海でも沢山浮いていました。遠いスリランカの海で環境問題について思いをはせ、日本の海がきれいなことに気づかされました。

 

1時間~1時間半ほどで、お兄さんが直接泳ぎ迎えに来てシュノーケルは終了。船まで誘導がてら、珊瑚がきれいに見えるスポットまで案内してくれました。さすがに泳ぎがとても上手。おかげさまで景色を目に焼き付けることができました。

 

着岸後、陸地でお金をお支払い。波が高いため、船を安定させるのにとても苦労していました。ロッカーはなく荷物をすべて船に積んでいましたが、濡れることもなくお金も無事でした。お兄さんに感謝です。

 

水着を乾かしがてら、海辺のハウスで乾杯。泳ぎ疲れた体に沁みわたります。

ドリンクを注文すればビーチチェア代は無料。さらにもう1杯ドリンクを注文し、しばらくこの椅子でまどろんでいました。海辺でビール、最高。

 

休んでいると売り子がどんどん話しかけてきます。

このおじさんは操り人形を売っていました。海辺で人形。。。需要あるだろうか。喜んでいたらどんどんいろんなものを出してくれましたが、結局買わないとわかりしょんぼりと去っていきました。ごめんね。

 

14時すぎに出発。ビーチ沿いの道でPICK MEを起動させ、ドライバーを呼び出します。

ところがここで、時間になってもドライバーが来ない。キャンセルをして他のドライバーを予約しても、すぐに決済ボタンを押され来てくれません。結局流しのトゥクトゥクを捕まえ次の目的地に向かいました。

 

おそらくPICK MEは現地価格の提示となるため、遠方から呼出となると行きも合せてあまり利益が見込めないのでしょう。コロンボ内やゴール市内の短い距離を利用するには有効ですが、場所をまたいで移動する際にはやはり流しのトゥクトゥクを利用した方がよさそうです。

 

次の目的地、ゴールにあるアマンガラホテルに到着。ウナワトゥナからここまでトゥクトゥクで400LKRでした。

予約時間の15時にぎりぎり到着。あわてて入り口にいたスタッフに、15時からアフターヌーンティーの予約をしていることを伝えました。

 

どうぞ、と通された場所はホテル入口前に広がるテラス。

空席にそのまま案内されたので、予約の必要はなかったのかも。しかしさすがは世界のアマン。調度品も素晴らしく、椅子の座り心地がバツグンでした。テラスはのんびりとした雰囲気で、通りを眺めながらお茶をいただけます。

 

やって来ました!銀の3段トレイ。これにスコーンが2個ついてきます。紅茶はお勧めのセイロンティーにしました。飲みやすくて、一緒に食べるお菓子の邪魔をしません。軽食もケーキやサンドイッチだけでなく、サモサが付いていました。スイーツはちょうどいい甘さ。スコーンもさっくりとしていて食べやすかったです。

やはり食べきれず、お持ち帰りを依頼。ちゃんと箱に入れて、布製エコバックまでつけてくれました。さすがアマンクオリティ。こちらのアフターヌーンティーセット、お値段も高級で1人5,800LKRでした。

 

お会計時に中庭を散歩させてもらっても良いか交渉しましたが、やはり駄目とのこと。宿泊客でなければ内部はみられないそうです。残念。

 

お腹が満腹になったら観光開始。まずはアマンガラのすぐ裏手に位置するオランダ教会へ向かいます。

この教会は17世紀に建造された、スリランカ国内最古のプロテスタント教会。教会内の床や庭にはたくさんのお墓がありました。

 

教会のすぐ前の道では、結婚式を挙げたカップルが記念撮影をしていました。

コロニアル調の白い建物をバックに赤いドレスが映えます。お幸せに!

 

次の目的地も教会。アマンガラとオランダ教会を背に、海側へ歩いて徒歩5分ほどの場所にあります。

こちらは19世紀に建立された英国国教会のオール・セインツ教会。イギリス正教会のシンボルともいえる丸窓が、この教会にもちゃんとつくられているのが印象的でした。

 

先程のオランダ教会とオール・セインツ教会はそれぞれオランダとイギリスの植民地時代に建てられました。スリランカは16世紀にポルトガル、17世紀にオランダ、18世紀以降はイギリスに支配された歴史があります。ゴールではそんな数奇な運命をたどったスリランカの軌跡を、実際に目で見て感じとることができました。

 

ゴール旧市街を歩いていると、そこここで素敵なお店やフォトスポットにぶつかり、ついつい足を止めてしまいます。

途中ふらりと立ち寄ったお店で、アマンガラで話しかけられた欧米人女性と再会。旧市街内は狭いので、何度も同じ人とすれ違います。

 

ゴールに来たらこれを見ないで帰るわけにはいきません。灯台に到着です。

やはり観光客がたくさんいました。

 

こちらの灯台、高さは18m。1848年に英国によって立てられた1代目は消失してしまい、いまある2代目は1939年に再建されました。

 

灯台の真向かいにあるこの白亜の建物は、一見するとそうは見えませんがモスクです。

ゴール旧市街内に住んでいる人種で一番多いのはアラブ人なのだそう。

 

こちらのモスクの名前は、ミーランジェンママスジッド。もともとバロック教会だったものを、1904年にモスクに改装し今の形となりました。

 

入り口にいたこの男性に中に入れるか尋ねたところ、快く案内してくださいました。

中はメッカの方向を示すミフラーブを備えた完璧なモスク。お祈り中の方々もちらほらいて、厳粛な雰囲気でした。

 

男性にお礼を伝えモスクを後にし、海沿いの道を歩いていたら発見したインスタ映えスポット。

いちいち絵になります。

 

ダッチホスピタルに着きました。

宝石ショップ、レストランが数件あるのみ。時間帯にもよるのか、あまりお客はいませんでした。

 

雑貨や洋服などを探すには街中を散策した方が見つかります。おしゃれなショップが点在しているので、のんびりと景色を眺めつつ買い物を満喫しましょう。

 

そぞろ歩きのウインドウショッピングを楽しんでいたら、あっという間に日没の時間になってしまいました。

夕日を見るために、灯台とは逆の西側にある砦へ急いで向かいます。

なんとか間に合いました。人並みもさほど混んでおらず、ちょうどいい具合。ゆっくりとサンセットを拝むことができました。

 

ぱらぱらと雨がちらついていましたが、空は晴れています。夕日から目を外して後ろを振り返ると、虹がかかっていました。

正面は夕日、背後には虹という奇跡の絶景。一生忘れることが出来ない素敵な景色に出会えました。

 

日が沈んでからも、絶景の感動からなかなかその場を動けず。後ろ髪を引かれながら再度出発です。

 

城壁沿いを歩いてたどり着いたのはゴールのもうひとつのランドマーク、時計塔です。

死んだように転がる犬とのツーショット。

この時計塔は、ゴール出身医師P.D.アントニスに贈られたもの。ここからはゴールの新市街・旧市街の両方を臨むことができます。

 

時計塔の麓にいたトゥクトゥクをつかまえ、ホテルへ帰還。金額失念、300LKRくらいでした。私たちの部屋は入口から1番遠く離れた棟にあり、結構な距離を歩いて到着。

ちゃんと荷物を部屋まで運んでおいてくれていました。ベットもしっかりセパレートタイプ。

 

部屋まで歩きながら確認しただけでも、プールが2つ・レストランは3つありました。案内してくれたスタッフに、「とても広いホテルですね」と伝えると、このジェットウイングライトハウスは計63部屋もあるとても大きなホテルなのだと教えてくれました。

 

ながーい廊下を抜け、ラウンジ脇にあるレストランへ。

悩んだ末、海老のメニューをチョイス。身がプリプリしていて、ソースをかけずとも味がしっかりしており絶品でした。金額は3,000LKR前後。高級ホテルのレストランにしては、良心的なお値段でした。

 

食事中に海岸から花火が打ち上げられ、海沿いのテラス席にいた私たちは景色を独占。終了後は観客全員で拍手をし、感謝を伝えました。

今日も予定をもりにもった、大満足の1日でした。

明日はスリランカ最終日。あっという間に時間は過ぎていきます。

 

スリランカ⑤ コロンボアーユルヴェーダ・最終日にトラブル続発編につづきます。