スリランカ⑤ コロンボでアーユルヴェーダ・最終日にトラブル続発編
11/3(日) 今日がスリランカ最終日。だんだん早起きにも慣れてきた頃に帰国。3日連続のAM4:00起き達成です。
ホテルのチェックアウト後にトゥクトゥクを呼んでもらい、ゴールのバスターミナルへ。300LKRくらいだったかな。コロンボでの中継地点Maharagama行きのバスに乗りたいとドライバーに伝えると、あちこちの人に聞きまわり目的のバスまで案内してくれました。
6:00には出発、金額は420LKR。バスはほぼ日本の長距離バスと同じつくりでした。快適。
7時すぎにバスが止まり乗客全員が降りていきます。終着点に到着か?と思いそばにいた人に「マハラガマに到着したんですか?」と聞いたところ、「ここはマハラガマじゃないよ」と仰天の返答。「マハラガマへ行きたいのなら、窓口の人に尋ねればいいよ」と、その方がバスターミナルの窓口まで案内してくれました。
スリランカ編初のMAPS ME登場。降ろされた場所を一応はりつけておきます。
向かって右の赤ピンが降車した場所、左の赤ピンが降りる予定だったマハラガマです。
どうやらここまで乗車してきたバスは、マハラガマ手前のMakumbura行きだった様子。MAPS MEをひらき確認すると、コロンボからそう遠くない距離です。窓口でコロンボフォート駅に行きたいと伝えたところ、B14番から発車するバスに乗れば大丈夫と教えてもらいました。
とてもきれいなバスターミナルでした。
B14番口で待機するも、なかなかバスが来ません。トゥクトゥクで行こうかなんて話をしていたら、20分ほどたったころにバスがやってきました。
バスは先ほどとはうって変わってローカル色の強い車。ほぼすし詰め状態の中に乗り込み、写真を撮る余裕もありませんでした。。。お金は車掌にあとから直接払うシステム。1人37LKRでした。
MAPS MEをひらきつつ現在位置を確認していたら、これから行く予定のアーユルヴェーダ施設のすぐ近くを通りました。すかさず声を張り上げ運転手に降りることを伝えます。
するとちょっと先に位置していたこのバス停に止まり、降ろしてくれました。
まだ時刻は午前8時まえ。付近の開いているカフェを探し、そこで昨日持ち帰ったスコーンを朝食代わりにいただくことにしました。
残念ながら目をつけていたCricketClubCafeは開いておらず、他のカフェを歩きながら見つけることにしました。
途中通った豪邸の前にいたおじさん。おそらく警備員さんではないかと。笑顔で手を振ってくれました。
何かのイベント催行中らしい教会の前を偶然通りかかり、入れるか聞いたところ「駄目」とのこと。残念ながら入場できませんでした。
教会前を過ぎる通学中の学生さん。スリランカの学生制服の色はみんな白で統一されていました。肌の色に真っ白な制服が映えて素敵。
カフェを求めこの先の通りを歩いていたら、1人の男性に声を掛けられました。カフェを探している旨伝えると、ちゃんとしたものはこの辺りにはないとのこと。お茶ができるならどこでも良いと言ったら、すぐ先の交差点の角にある売店のような喫茶店を教えてくださいました。
軒先と店内に簡易的なイスとテーブルが数個あるだけの、地元の人のための小さなカフェでした。もちろん持ち込みに関して何も注意されることなく、機械式の粉で抽出した珈琲とともに朝ごはん開始。これはこれで楽しかったです。
食べ終わって時刻を確認すると、午前8:30すぎ。これから向かうアーユルヴェーダ施設の開店時刻をウェブで調べてみると午前9:00でした。予約していたのは午前11:30からでしたが、早めることができるか掛け合ってみようと早々に荷物を片付け出発。
アーユルヴェーダ施設に行くための目印となる大通り沿いの仏像。しっかりとガラスケースに安置され、きれいな花が供えられていました。
午前9:00すぎ、すでに開いていたその施設に1番乗りで入店。11:30から予約はしているが早めに到着してしまったため、前倒しして今から施術は可能かと聞いたところ、運良くOK。フロントでは日本語も通じ、交渉もスムーズでした。
ただしスタッフが足りず、アビヤンガの2人組体制マッサージは1人体制へと変更。施術前に常駐医師による診断も行い、各自身の体質についての丁寧な解説もしてくださいました。
シロダーラ・アビヤンガ・スチームバスの90分コース。簡易金庫に貴重品を入れるように指示され、施術開始。
なぜか頭に油を垂れ流すシロダーラからではなく、アーユルヴェーダ式マッサージのアビヤンガから開始。疑問に思ったものの、そのまま流れに身を任せあっという間に90分は過ぎていきました。施術は素晴らしいの一言。気が付くと眠りに落ちていました。
終了後は部屋に併設されているシャワーを浴び、全身にまぶされたオイルをすっきり洗い落とすことができました。その後ラウンジへと通され、お茶を出してもらいひと休み。ここはドライヤーもあり使用可能。この時は最高の気分でゆったりと後から来る先輩を待機していました。
随分と長い間ラウンジで待たされたあと、やっとフロントへと案内されお会計。この際USDで支払い可能か尋ねたところ、数秒ほど間を置いたのちできないと言われました。LKRの持ち合わせもあったため、問題なく決済完了。
実はこのとき既に事件は起きていたものの、私はこの数々の違和感をスルーし何事も気に留めることなく店をあとにしたのでした。。。
次の目的地に向かうべく道を歩いていたところ、先ほどカフェを案内してくださった男性と再会。近くのホテルに勤務しており、ちょうど帰宅する最中だった様子。日本人が大好きなんだ、と近所を案内してくれました。
なぜだか詳しい理由は判明しないものの今日は宝石が半額になる特別日らしく、スリランカ中の人々が早朝からショップに並びジュエリーを買い付けているそう。この男性に連れられて、私たちも近くにある宝石ショップをのぞかせてもらうことになりました。
入店時に男性が店員に「見るだけ。説明だけお願い。」ときっちりアナウンス。安心して宝石の解説に耳を傾けることができました。スリランカは日本でもおなじみの誕生石があり、生まれた月ごとに幸運を招くとされるパワーストーンが定められています。しかしどうやら定義はまちまちらしく、資料ごとに紹介されている誕生石の種類が違っていたりしました。
宝石ショップを出てもなお、すぐそばの寺院を紹介しようとする男性を引きとめ、先を急いでいるからと笑顔でお別れしました。気づけばもう昼過ぎ。町中も閑散としています。
9月に完成したばかりのロータス・タワーとご対面。日本のスカイツリーと同じくTV放送用アンテナとしての役割だけでなく、レストランなどの商業施設も併設されているそうです。東南アジアあるある、こちらも中国出資により建築費用がまかなわれています。
今回の旅のテーマはバワづくし、と言っても過言ではないような。目的地のシーマ マラカヤ寺院に到着です。
こちらはバワが設計した、ベイラ湖に浮かぶ仏教寺院。コロンボ最大の仏教施設、ガンガラーマ寺院の別院として建てられました。他のスリランカの仏教寺院とは一線を画したモダンなつくりが特徴です。
入口で履物を預け、入場。料金は300LKRでした。
この寺院ではよく結婚式が執り行われているそうで、ちょうど私たちが行ったときもカップルが式用の撮影を行っていました。
湖を臨むかたちで、黄金仏像がずらりと並ぶさまは壮観です。
自然との調和をテーマにしたバワ建築ならではの設計でした。
本堂の階段下にはスリランカ寺院だけに見られる、ムーンストーンが設置されていました。
ムーンストーンとはスリランカの寺院や仏塔の入口に敷かれた半円型のレリーフのことで、ここから先は神聖な場所となる目印。必ず靴を脱ぎ裸足で踏みしめなければなりません。象・馬・獅子・牝牛が彫り込まれており、輪廻を表現しているそうです。
PICK MEでトゥクトゥクを呼び出し、パラダイスロードザギャラリーカフェへ。
入口からおしゃれな雰囲気を醸し出しているこちらのカフェは、バワの元事務所。スリランカの有名なデザインブランド、パラダイスロードのオーナーが改装を指示し1997年にカフェレストランとしてオープンしました。
内部はより洗練された空間。食事も利用すると伝えたら、奥のテラスに案内されました。
モノトーンのストライプ柄のクッション・テーブルマットがいいアクセントになっています。やはりセンスがいい。
途中で雨が降ってきたので、屋根のある座席に避難しました。
注文したチャイ。ものすごく美味しいという事前情報通り、コクがあって奥深いスパイスの香りがしました。料理ももちろん絶品。ただしやはり大量に盛られていたので、食べきるために一気に口へ運びました。
こちらのカフェはパラダイスロードの雑貨店も併設しているため、お土産を購入できます。買い物中の先輩を、鯉が泳ぐ池のある坪庭でしばし待機。カフェの飲食代も雑貨のお値段もやはり高級でした。
あいにくの雨でもさすがのたたずまい。都内にもあれば絶対通います。お金ないけど。
呼び出してもらったトゥクトゥクで、すぐそばにあるショッピングモールのマジェスティックシティへ向かいました。中にある洋服店をみてみましたが、ピンとくるのもがなく結局何も買わず退店。
雨の止む気配がない中なんとかPICK MEを呼び出しトゥクトゥクドライバーを捕まえ、モール内で待機。ドライバーの到着を知らせる表示がでたので、外へ。その際他のトゥクトゥクドライバーからも声が掛かりましたが、PICK MEで予約済と伝えると「PICK ME最悪だよ」と言って去っていきました。
ゴールでも感じましたが、PICK MEが必ずしも歓迎されているとは言えない様子。登録していないドライバーの売上を圧迫しているのでしょう。私たちは正規の金額で便利に利用できていますが、その陰で廃業に追い込まれている人もたくさんいるのだと思います。
無事PICK MEのドライバーとも合流でき、スリランカ紅茶局へ。しかしなんと日曜休業。初日に立ち寄った紅茶ショップで買っておけば良かったと後悔しました。こちらのお店ほどの品揃えは無いようですが、紅茶は後程ダッチホスピタル内のショップで購入することにしました。
気を取り直して再度出発。PICK MEを起動しても呼出可能なドライバーがおらず、結局流しのトゥクトゥクを止めてホテルへ。
「ダッチホスピタルまで」と伝えると、どうやら場所を知らない様子。超有名観光名所を知らないドライバーがいることに驚愕しつつ、地図アプリを起動し私たちが道案内をする羽目に。途中意味不明な場所でいきなり曲がったりするドライバーの軌道を修正しながら、なんとかホテルにたどり着きました。
初日と2日目にも宿泊したFairwayColomboHotelに再度チェックイン。預けていた荷物もしっかり見ていてくださいました。ここで事件発覚!本日1泊分の代金を払おうと財布を確認したところ、昨夜入れておいた100USD札1枚と日本円の1万円札1枚が抜かれていることに気付きました。
一緒に入れていたLKRは無事であり、高額紙幣のみ無くなっています。どう考えてもアーユルヴェーダ中に掏られたとしか。。。隠し切れない動揺をなんとか納め、違う鞄に入れておいた100USDを両替し、支払いを無事に済ませました。
雨は相変わらず降り続きショックも大きいことから、夕陽を見る予定だったゴールフェイスグリーンへ行くのは取りやめることにしました。あいた時間はダッチホスピタルでHeladivの紅茶を購入。この紅茶、申し分なく美味しかったです。予定外の場所での買い物でしたが、案外なんとかなるものです。
ミッションを済ませたら、次の目的地へ。予約時間が差し迫っていたため、スリランカ最後のディナーレストランがあるシナモングランドホテルまで急行しました。道端に並んで客待ちをしていたトゥクトゥクのうち1台が、200LKRでホテルまで連れて行ってくれるというので即決。
着いた瞬間ドライバーに1人200LKRの合計400LKR渡せと手のひら返しされましたが、甘く見てもらっては困ります。悪徳ドライバーにも慣れてきた私たちは、1人100LKRずつを渡しさっさと下車。何やら遠くで叫んでいましたが無視を決め込み先へ進みました。
予約時間ギリギリの18:30になんとかレストランNuga Gamaへ入店。こちらが名前を伝えるまえに「ご予約の方ですね」とサーブしてある席に通していただけました。
しかし店内の雰囲気はまだ準備中。どうやら開店は19:00からだったようです。わたしたちのために早めに開けておいてくれたから、名前を伝えずとも席に案内してもらえたのかと納得。高級ホテルのホスピタリティに感動です。ビュッフェ形式のためフード類は用意ができてから取りに行くことにして、先にビールで乾杯をしていました。
シェフが既に待機していたエッグホッパーは注文できたので、喜び勇んでオーダー。ホッパー専用のフライパンであっという間に焼き上げてくれました。まさに職人技。
味はみたまんまのパリパリな半熟目玉焼き。ただ米粉に香辛料が若干混ぜてあるのか、スパイシーな香りがしました。
19:00きっかりにカレーの入ったツボの蓋が開けられ、ビュッフェスタート。こんなに沢山のカレーがあると、どれにしようか迷ってしまいます。シェフにお勧めを聞きつつどんどんと盛っていきました。
どれも美味しかったのですが、レストランオリジナルのピクルスが1番印象に残りました。ほんのり甘くて辛いカレーの口休めに最適。日本の福神漬けと同じ位置づけかと思います。
盛りすぎたカレーをなんとか口に詰め込み、お会計。1人1,850LKRでした。ちゃんとしたホテルのビュッフェディナーにしては安いような。大満足のラストディナーとなりました。
満腹のおなかを抱えつつ、ホテル隣に併設されたショッピングモールへ。こちらの地下1階に安くておいしいカシューナッツショップがあるとの情報を得てやってきました。
店名は「ROYAL CASHEWS」。さまざまな種類のフレーバーがあり、100g単位で量り売りしています。粒が大きく、ビールにぴったりのお味です。もっと買って帰ればよかった。。。
ショッピングモールを出ると、スタッフがすかさずどこへ向かうのか尋ねて来てくれました。モスクへ行きたいと告げると、スタッフがトゥクトゥクドライバーを捕まえ私たちの代わりに金額交渉開始。結果ドライバーが宿泊ホテルまで送ってくれることになり、往復で合計300LKRでした。
着いたのはこちら。コロンボの下町ペター地区にある、ジャミ ウル アルファーモスクです。コロンボフォート駅からもほど近く、コロンボで最も古いモスクの1つ。創建は1908年で、インド様式を取り入れた建物なのだそうです。
入口のひとつから中をのぞいてみると、清掃中のおじさまが「今日はもう入れないんだよ~。明日来てね。」と声を掛けてきました。 残念ながら今日の夜帰国なので、明日もう1度来ることは叶わず。またスリランカに再訪することがあれば、真っ先に行きます。
内部まできっちりと整えられた赤と白の幾何学模様。建立当初はコロンボ港に入る船乗りたちの目印となっていたそうです。遠くからでも目を引くこの外観、納得。
ひとしきり撮影をして満足したら、ホテルへ帰還。いよいよスリランカともお別れです。
この旅1番のいい笑顔でカメラを見てくれたトゥクトゥクドライバー。やはり写真っていろいろとわかってしまう。大変親切な方でした。
荷造りをすませ、シャワーを浴びたら即出発。今回の移動はキャリーケースも一緒なのでタクシーにて空港まで行きました。4,000LKR。
最後の最後でまたトラブル勃発。チェックインカウンターの列に並んでいたところ、どうも寒気がします。額に手を当ててみると熱い。。。風邪をひいてしまったようです。
ふらふらになりながらもなんとか出国。うっかり荷物検査をしてゲート内に入ってしまいましたが、どうやら待合室の準備ができ次第写真のゲート番号下のモニターに出発便が映し出されるシステムのようです。フロアに行くと暗闇。職員に頼み込んで再度外へ出してもらいました。ちなみに他のゲートの待合室に入ることはできませんでした。
なんとか搭乗をすませ、もうろうとした意識の中でのバンコク乗継。しかし今回の帰国便はJAL!日本行きの飛行機に乗り込み次第、すぐにCAさんへ助けを求め薬をいただき、あとは泥のように眠っていました。日本語が通じるありがたみ。。。やはり1ヶ月を切って続けざまの海外旅行は体力的にも無理があったようです。
帰国後アーユルヴェーダ施設の責任者ともメールでやり取りをしましたが、やはり現行犯で押さえているわけではないため、犯人を特定するのは難しいとの返答。謝罪通達とともに、再発防止のため対策を考えるとは書いていましたが、具体的な防止案を提示してくれずにやりとは終了しました。ここの施設、いろいろと事情はあるのでしょうが、友人には勧めないかな。
珍しくトラブルがこんなにも続いたスリランカ旅でしたが、行って後悔はありません!ご飯が美味しく、人は基本親切。観光スポットも点在しており、退屈しません。息つく暇もないほどスピーディに巡った旅行でしたが、次行くとしたらゆったり滞在したいかも。
今年は2度の旅行でお金を使い果たしてしまったので、年末年始はゆっくりと自宅で過ごし、来年の旅行計画を立てるつもりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の旅行記事でお会いしましょう!
2019年12月某日
スリランカ④ ビーチでシュノーケル・ゴールでバワのホテル宿泊編
11/2(土)きちんと今日も4:00起床。半分まだ寝ております。
チェックアウト時に明日の夜またチェックインするからその間荷物を預かってくれないかと交渉したら、快く引き受けてくれました。気持ち身軽に。
トゥクトゥクを呼んでもらい、鉄道始発駅のMaradana駅へ。絶景を車中から楽しめるという、海岸沿いを走る列車に乗ります。ColomboFort駅からでもゴールへは行けるのですが席の争奪戦になるという事前情報があったため、フォート駅からそんなに離れていない始発駅から列車に乗り込むことにしました。トゥクトゥクの金額失念。400LKRくらいだったかな。
まだ外はまっくら。人もまばらです。
犬は元気。
無事にAM6:05発のチケットをゲット。AM8:00過ぎにはゴールに到着予定です。
2等車、金額は240LKR。自由席のため、あとは窓際の良い席を確保するのみ。
ホームに入場。徐々に人が増えてきました。
他の列車を確認してみると、車両本体に「2」や「3」などの数字が書かれています。どうやらこれはその車両のクラスを表示している模様。取得したチケットの等級を確認し、車体に書かれた番号と同じクラスに乗り込めば問題なさそうです。
通常1等車は進行方向1番前、ついで2等・3等と続いていきます。私たちの乗った列車は1等は存在せず、2等が1番上のクラス。2等車は進行方向1番前と1番最後の車両がそれにあたり、他はすべて3等車でした。
無事に窓際確保。1番後ろの席がボックス席になっており、進行方向右側に座ると海側の景色を存分に堪能できます。コロンボフォートでは乗客が殺到していたので、やはり始発駅のMaradana駅から乗車して正解でした。
前半しばらくはこんな景色。海岸線に沿ってすすみます。
ここで途中停車駅で奥さまと合流予定の、スリランカ人男性と相席に。奥さまが無事乗り込んでからは、先輩の地元秋田の雪景色の写真を見せつつ話が盛り上がりました。
こういった売り子が次々と停車駅から乗り込んできます。
買ってみようと試みてみたものの、特に惹かれるものがなく断念。
予定より少し遅れた8:30すぎ、ゴール駅に到着。
同席した夫妻にお礼を告げ、下車。スリランカの海岸列車は素晴らしい景色を見せてくれただけでなく、素敵な出会いも用意してくれました。
駅から外に出ると、トゥクトゥクがお待ちかね。
何人かのドライバーと交渉し、宿泊予定のバワのホテル「ジェットウイングライトハウス」まで200LKRで乗せてくれるというこのトゥクトゥクに決定。
ところが!ホテルに着いた瞬間要求されたのは300KLR。お金を払ったあとに気付き、抗議するも「そんなこと言ってない」の一点張り。ホテル前で揉めるのもはばかられたので、結局300LKR払いました。コロンボで乗ったトゥクトゥクも、現地に到着した途端値上げ要求してきたドライバーがいました。みなさま中には悪徳ドライバーもいるので、支払時にはお気をつけください。
そんなトラブルがあったものの、ジェットウイングライトハウスはそれはそれは素晴らしいたたずまい。
笑顔でスタッフがお出迎えしてくれました。
このホテルはスリランカ人建築家「ジェフリーバワ」が設計したもの。ジェフリーバワはインフィニティプールを初めてつくり、アマンリゾート創設者にも多大な影響を与えた人物として有名。また同性愛者だったことから、彼の建物は体格の大きな男性でもくつろげるよう、ゆったりとしたつくりとなっているのが特徴的です。
フロントをぬけた先にあるラウンジからは、海を臨むことができ絶景を堪能できます。
ここで用紙を渡され、必要事項を記入しました。ウエルカムティーを飲みながらほっと一息。アーリーチェックインも90USD払えば可能だと提示されましたが、予算オーバー。速攻でお断りしました。ただし余裕のある方はしてもいいかも。ひろーいホテルなので、早めにチェックインして内部を探検するのも楽しそうです。
案内してくれたスタッフ。スリランカは美人が多いです。
手続き中に「ベットが分かれているタイプの部屋にしてほしい」と伝えたところ、「予約リクエストにその旨の記載があったので、すでに手配済です」という返答。バワのホテルは従業員も優秀な方がそろっています。
荷物を預けた後は内部を探検。ジェットウイングライトハウスのシンボル、螺旋階段はフロントから出てすぐの場所にありました。
この螺旋階段の彫刻は、バワの友人ラキ・セナナヤケの作品。ポルトガル人とスリランカ人の戦いの様子をあらわしているそうです。
探検を早々に切り上げ、ホテル前のトゥクトゥクと値段交渉。
ウナワトゥナビーチまで500LKRで決着。他ブロガーさんの記事によると300LKRほどで行けると書いてありましたが、「そんなの10年前の金額」と一蹴されました。PICK MEだと確かに300LKRと表示されていましたが、ゴール市街地から離れているためかドライバーもつかまりません。いいホテルから出てきたから、そのくらい払えるだろと思われたのかも。高級ホテル前でトゥクトゥクを拾うのはやめた方がよさそうです。
ビーチ到着。まだ午前中のためか、人はまばらでした。
早速シュノーケルができるボートを探すも、難航。1時間1,500LKRほどでできるという事前情報があったものの、金額を聞くと皆だいたい10,000LKR前後。やっとこさ2人で合計6,000LKRの船を見つけ、30分後にまた来ると約束しその場をあとにしました。
その30分のあいだに朝食をとろうと近くのカフェへ。
また特大サイズのごはんだと食べきれないよね、と先輩と話し合い「一番サイズの小さいお勧めの料理」と頼んで出てきたのがこちら。チーズが挟んであり、美味しかったです。値段は失念。でも観光地価格でした。
いつの間にか30分はゆうに過ぎており、心配した予約ボートのお兄さんが店まで迎えにきていました。
すぐさま乗船。シュノーケルセットを持っていないことを伝えると、他の船の人から借りてきてくれました。
グラスボートになっており、船底から海中をのぞけます。視界はそんなに良くはなく、目をこらすとぼんやり見える程度。時期によって透明度も変わってくるのかもしれません。
珊瑚スポットに差し掛かるとボートを止めて、ここ見てごらんと教えてくれます。
出航してしばらくすると、難破船が見えてきました。
かつて海洋貿易で栄えたスリランカの海は今でも多くの難破船・沈没船があり、このような船をめぐるダイビングツアーも、ゴール手前のヒッカドゥワのビーチから催行されています。
岸から15分ほどでシュノーケルポイントのJungle Bearchに到着。ライフジャケットを着用せずに飛び込んだら、波が高いため何度排水してもシュノーケルの棒に水が入り込み、息ができず最終的におぼれかけました。。。必死にボートへ戻りライフジャケットを着て再度海にドボン。今度はちゃんと泳げました。ライフジャケット、重要です。
水中カメラがなく撮影できなかったため海の中の写真はありませんが、あまりクリアとはいえず視認できるのはだいたい1mほど。ただし魚の種類は豊富で、南国ならではのカラフルなお魚たちが目の前を泳いでいました。
そして世界的にも問題になっている海洋プラスチックゴミが、この海でも沢山浮いていました。遠いスリランカの海で環境問題について思いをはせ、日本の海がきれいなことに気づかされました。
1時間~1時間半ほどで、お兄さんが直接泳ぎ迎えに来てシュノーケルは終了。船まで誘導がてら、珊瑚がきれいに見えるスポットまで案内してくれました。さすがに泳ぎがとても上手。おかげさまで景色を目に焼き付けることができました。
着岸後、陸地でお金をお支払い。波が高いため、船を安定させるのにとても苦労していました。ロッカーはなく荷物をすべて船に積んでいましたが、濡れることもなくお金も無事でした。お兄さんに感謝です。
水着を乾かしがてら、海辺のハウスで乾杯。泳ぎ疲れた体に沁みわたります。
ドリンクを注文すればビーチチェア代は無料。さらにもう1杯ドリンクを注文し、しばらくこの椅子でまどろんでいました。海辺でビール、最高。
休んでいると売り子がどんどん話しかけてきます。
このおじさんは操り人形を売っていました。海辺で人形。。。需要あるだろうか。喜んでいたらどんどんいろんなものを出してくれましたが、結局買わないとわかりしょんぼりと去っていきました。ごめんね。
14時すぎに出発。ビーチ沿いの道でPICK MEを起動させ、ドライバーを呼び出します。
ところがここで、時間になってもドライバーが来ない。キャンセルをして他のドライバーを予約しても、すぐに決済ボタンを押され来てくれません。結局流しのトゥクトゥクを捕まえ次の目的地に向かいました。
おそらくPICK MEは現地価格の提示となるため、遠方から呼出となると行きも合せてあまり利益が見込めないのでしょう。コロンボ内やゴール市内の短い距離を利用するには有効ですが、場所をまたいで移動する際にはやはり流しのトゥクトゥクを利用した方がよさそうです。
次の目的地、ゴールにあるアマンガラホテルに到着。ウナワトゥナからここまでトゥクトゥクで400LKRでした。
予約時間の15時にぎりぎり到着。あわてて入り口にいたスタッフに、15時からアフターヌーンティーの予約をしていることを伝えました。
どうぞ、と通された場所はホテル入口前に広がるテラス。
空席にそのまま案内されたので、予約の必要はなかったのかも。しかしさすがは世界のアマン。調度品も素晴らしく、椅子の座り心地がバツグンでした。テラスはのんびりとした雰囲気で、通りを眺めながらお茶をいただけます。
やって来ました!銀の3段トレイ。これにスコーンが2個ついてきます。紅茶はお勧めのセイロンティーにしました。飲みやすくて、一緒に食べるお菓子の邪魔をしません。軽食もケーキやサンドイッチだけでなく、サモサが付いていました。スイーツはちょうどいい甘さ。スコーンもさっくりとしていて食べやすかったです。
やはり食べきれず、お持ち帰りを依頼。ちゃんと箱に入れて、布製エコバックまでつけてくれました。さすがアマンクオリティ。こちらのアフターヌーンティーセット、お値段も高級で1人5,800LKRでした。
お会計時に中庭を散歩させてもらっても良いか交渉しましたが、やはり駄目とのこと。宿泊客でなければ内部はみられないそうです。残念。
お腹が満腹になったら観光開始。まずはアマンガラのすぐ裏手に位置するオランダ教会へ向かいます。
この教会は17世紀に建造された、スリランカ国内最古のプロテスタント教会。教会内の床や庭にはたくさんのお墓がありました。
教会のすぐ前の道では、結婚式を挙げたカップルが記念撮影をしていました。
コロニアル調の白い建物をバックに赤いドレスが映えます。お幸せに!
次の目的地も教会。アマンガラとオランダ教会を背に、海側へ歩いて徒歩5分ほどの場所にあります。
こちらは19世紀に建立された英国国教会のオール・セインツ教会。イギリス正教会のシンボルともいえる丸窓が、この教会にもちゃんとつくられているのが印象的でした。
先程のオランダ教会とオール・セインツ教会はそれぞれオランダとイギリスの植民地時代に建てられました。スリランカは16世紀にポルトガル、17世紀にオランダ、18世紀以降はイギリスに支配された歴史があります。ゴールではそんな数奇な運命をたどったスリランカの軌跡を、実際に目で見て感じとることができました。
ゴール旧市街を歩いていると、そこここで素敵なお店やフォトスポットにぶつかり、ついつい足を止めてしまいます。
途中ふらりと立ち寄ったお店で、アマンガラで話しかけられた欧米人女性と再会。旧市街内は狭いので、何度も同じ人とすれ違います。
ゴールに来たらこれを見ないで帰るわけにはいきません。灯台に到着です。
やはり観光客がたくさんいました。
こちらの灯台、高さは18m。1848年に英国によって立てられた1代目は消失してしまい、いまある2代目は1939年に再建されました。
灯台の真向かいにあるこの白亜の建物は、一見するとそうは見えませんがモスクです。
ゴール旧市街内に住んでいる人種で一番多いのはアラブ人なのだそう。
こちらのモスクの名前は、ミーランジェンママスジッド。もともとバロック教会だったものを、1904年にモスクに改装し今の形となりました。
入り口にいたこの男性に中に入れるか尋ねたところ、快く案内してくださいました。
中はメッカの方向を示すミフラーブを備えた完璧なモスク。お祈り中の方々もちらほらいて、厳粛な雰囲気でした。
男性にお礼を伝えモスクを後にし、海沿いの道を歩いていたら発見したインスタ映えスポット。
いちいち絵になります。
ダッチホスピタルに着きました。
宝石ショップ、レストランが数件あるのみ。時間帯にもよるのか、あまりお客はいませんでした。
雑貨や洋服などを探すには街中を散策した方が見つかります。おしゃれなショップが点在しているので、のんびりと景色を眺めつつ買い物を満喫しましょう。
そぞろ歩きのウインドウショッピングを楽しんでいたら、あっという間に日没の時間になってしまいました。
夕日を見るために、灯台とは逆の西側にある砦へ急いで向かいます。
なんとか間に合いました。人並みもさほど混んでおらず、ちょうどいい具合。ゆっくりとサンセットを拝むことができました。
ぱらぱらと雨がちらついていましたが、空は晴れています。夕日から目を外して後ろを振り返ると、虹がかかっていました。
正面は夕日、背後には虹という奇跡の絶景。一生忘れることが出来ない素敵な景色に出会えました。
日が沈んでからも、絶景の感動からなかなかその場を動けず。後ろ髪を引かれながら再度出発です。
城壁沿いを歩いてたどり着いたのはゴールのもうひとつのランドマーク、時計塔です。
死んだように転がる犬とのツーショット。
この時計塔は、ゴール出身医師P.D.アントニスに贈られたもの。ここからはゴールの新市街・旧市街の両方を臨むことができます。
時計塔の麓にいたトゥクトゥクをつかまえ、ホテルへ帰還。金額失念、300LKRくらいでした。私たちの部屋は入口から1番遠く離れた棟にあり、結構な距離を歩いて到着。
ちゃんと荷物を部屋まで運んでおいてくれていました。ベットもしっかりセパレートタイプ。
部屋まで歩きながら確認しただけでも、プールが2つ・レストランは3つありました。案内してくれたスタッフに、「とても広いホテルですね」と伝えると、このジェットウイングライトハウスは計63部屋もあるとても大きなホテルなのだと教えてくれました。
ながーい廊下を抜け、ラウンジ脇にあるレストランへ。
悩んだ末、海老のメニューをチョイス。身がプリプリしていて、ソースをかけずとも味がしっかりしており絶品でした。金額は3,000LKR前後。高級ホテルのレストランにしては、良心的なお値段でした。
食事中に海岸から花火が打ち上げられ、海沿いのテラス席にいた私たちは景色を独占。終了後は観客全員で拍手をし、感謝を伝えました。
今日も予定をもりにもった、大満足の1日でした。
明日はスリランカ最終日。あっという間に時間は過ぎていきます。
スリランカ③ シーギリヤロック・ダンブッラ岩窟寺院終日ツアー編
11/1(金) 4:00起床。これから3日間スリランカ滞在中はすべて4:00起床。眠い。。
ツアーガイドのクマラさん。ちゃんと予定通りの5:00にホテルのフロントで待っていてくれました。堪能な英語でわかりやすく説明してくださり、ツアー中困ることはありませんでした。感謝。
さていよいよスリランカ旅行最初のハイライト、シーギリアロック&ダンブッラ石窟寺院へと出発です。
車を出してすぐに朝食をどこかでとるかと尋ねられ、お勧めのお店があったら是非にと伝えたら、道の途中にあったこの食堂に連れて行ってくれました。店名は不明。でもここのカレーがこの旅で食べたカレーの中で一番美味だったかも。
ごめんなさい、盛り付けがきたない。。。
あまりにも1人分のごはんの量が多すぎたので、先輩とごはんを分けていただきました。それでも胃がはちきれそうに。
つゆだくのカレーと乾燥カレー、いろんな種類のものをすべて自分の皿に盛って混ぜていただくスタイル。スリランカカレーはすべてこの形式でした。
値段は失念してしまいましたが、チップ代わりにガイドさんの分も払って1人2,000LKRくらいだったような。まぁ観光地価格ですな。
再度車を走らせ、やってきたはこちらの休憩所。売店ではココナツシェイク的なものが売っており、おひとついかが?と聞かれましたが、まだ胃が満腹で入る隙間もなさそうだったのでお断り。買っておけばよかったかしら。
休憩所で一緒になったご家族。お父様がたおのおのの手にお持ちなのがココナツシェイクです。大人の男性の手に持っても余るくらいのでかさ。
ここら辺はココナツの名産地らしく、道中はこのようにココナツヤシの木の森が延々と続いています。
コロンボからおおよそ4時間半ほどでシーギリヤロックの入り口に到着しました。
シーギリヤの観光タイムはおおよそ1時間半ほどで終わるということだったので、11時にこことはまた別の場所にある「Tourist Car Park」でガイドさんと待ち合わせをすることにしました。
シーギリヤも犬がたくさんいらっしゃいました。この子はちゃんと首輪を付けて管理されている様子。
まず最初に向かうはシーギリヤミュージアム。道中敷地内は緑にあふれ、素敵な景色を見せてくれます。写真には写りませんでしたが、シーギリヤ内はたくさんの蝶々が舞っていました。
入り口。こちらの入場料もツアー代金に含まれていました。
入ってすぐの所に日本国旗プレート。こちらのミュージアム建設時に、日本政府の援助があったそうです。なんとなく誇らしい。
シーギリヤロックの由来は、Wikipediaさんによると。
シーギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世によって建造された。
カッサパ1世はクーデターを起こし父王を殺害、477年には王権を奪取する。しかし弟に王位を奪還されることを恐れ、シーギリヤへと遷都し王宮を建設。
弟モッガラーナは、亡命先の南インドから軍隊を引き連れ兄に戦いを仕掛ける。劣勢に転じ、観念した兄王は喉を掻き切り自害。495年、シーギリヤは陥落する。
建設から1400年の後、イギリス統治下の1875年にシーギリヤの遺跡はイギリス人によって発見された。
カッサパ王は狂気の王とも呼ばれています。弟から攻め込まれた際、あっさりと観念し自害に至った彼はこの栄光が長くは続かないことを知っていたのでしょう。だからこそ現実から目を背けるように、都から離れたこの岩の上に美しい王宮を建設し、つかの間の夢を見たのではないでしょうか。
さて話をもとに戻して、シーギリヤミュージアム。
こちらでは実際の岩の上では撮影が禁止されている「シーギリヤレディ」のフレスコ画のレプリカが展示されており、撮影可能となっています。
いきなりあらわれるこの壁。中国人にまぎれて私もばしばし撮影させていただきました。
実物を見ても思ったのですが、意外にも筆致が漫画っぽい。
現代にも通じる普遍的な美しさってことなんですかね。
ミュージアム内には蓮の花も咲いておりました。
民族衣装をまとった笑顔の素敵な女性が、ミュージアムの出口でお見送りしてくれました。
シーギリヤレディよりも美しい。
いよいよシーギリヤロック登頂です。
入場口でお金を払いチケット受取。もちろんこちらもツアー代に含まれております。
ガイドさんとは一旦ここでお別れ。「Tourist Car Park」の看板に従って下山してね、と何度も念を押されました。
ここの入口脇で、持参したペットボトルのラベルをはがしてごみ箱に捨てるよう指示されました。環境に配慮してのことだと思います。最初勘違いしてペットボトルごとごみ箱に入れようとしてしまいました。この先水を買える場所はないので、これから行く予定の方は注意してください。
このような階段をいくつか通り抜けて、
途中の犬にも挨拶をし、(無視されたけど)
ついにシーギリヤロックとの初対面。
階段をのぼると景色がいきなり開けてシーギリヤロックがあらわれます。ナイス設計。
ここからおおよそ1,200段の階段をのぼり頂上をめざします。
シーギリヤあるある。蜂がいるから静かにしてね、の看板。
道中幸運にも、蜂に出くわすことはありませんでした。
ここから登頂開始。まだ午前中のためか、予想よりも混みあってはいませんでした。
口をすっぱくして説明された「Tourist Car Park」の看板。
説明中、発音が「ツーリスト・カパ」と聞こえたので、なんのことを言っているんだろうと頭の中が?マークであふれ返っておりました。この看板を見てはじめて納得。
岩に沿って、けっこうな断崖絶壁の階段をのぼっていきます。
足元が危ういと、道中の景色も余計に美しく見えてきます。
岩の中腹あたりに、「ミラーウォール」があります。ここは撮影OK。
壁が鏡張りのようって、いうほどてかてかしてなかった。。。
ミラーウォールに入る手前に設置されたほぼ幅が1名分しかない螺旋階段をのぼると、本物のシーギリヤレディと対面できます。前述のとおりここは撮影不可。足元のおぼつかなさも手伝って、やはり下で見たレプリカよりも美しさは倍増です。途中で諦めず、是非実物を見てみてください。
途中でへばった先輩を無情にも置いていき、このような急な階段をのぼりきると、
ライオンの広場に到着です。
ここでしばし休憩。後から来る先輩を待ちます。
無事合流し、10分ほど休んでから再度出発。
ライオンの入口すぐ上の階段で並んで撮影するレディたち。こっちに気づいて照れてるとこがかわいい。
岩と景色。頂上がいよいよ近づいてきています。
頂上手前のラストステップ。意外とライオンの広場から頂上まではすぐでした。
ついに頂上到着。ここまでおよそ1時間。木も生えており、みんなこの木陰で休んでいました。
記念撮影するカップル。西洋人がわざと大声をあげて驚かせていました。性格悪いな~。
ラピュタっぽい。シーギリヤは天空の宮殿ともいわれています。
後から来る先輩をこの犬と一緒に待機。かゆいのかずっとうしろ足を噛んでました。
無事合流し、時間も迫っているため急いで下山。行きよりも帰りの方が怖かったです。
帰り道途中の土産物屋にて。売る気ゼロ。
予定より30分遅刻してガイドさんとも合流。シーギリヤは2時間ほどで観光できました。
合流地点の駐車場にある土産物屋に飾られていた花。このように水をはった鉢に花を浮かべて飾る様子を、スリランカでは多く見かけました。
車中にてシーギリヤのチケットをガイドさんに返却。記念に写真とっときました。
これから昼食会場へ行くと伝えられ、まだお腹がすいていなかったので先に紅茶ショップ併設の宝石工場へ連れていってもらいました。
中にいた怪しいおじさん。オーナーさんかな。
まずはスリランカの宝石の加工過程を撮影したビデオを見せられ、その後ショップへ。ビデオ内では採掘の様子も詳しく説明されており、勉強になりました。でも結局宝石は購入せず。どうせお高いんでしょ、と値段を聞くことすらしませんでした。
スリランカはダイヤモンドを除くほぼすべての種類の原石が採掘されるらしく、展示も充実していました。こんなに1度にたくさんの宝石を見たのははじめてかも。良い経験になりました。
私たちが買う気ゼロなのを察しておしゃべりに興じる店員たち。
結局紅茶ショップで土産用のミニ紅茶パックを購入しただけで終了。明後日コロンボの紅茶局に行くためここで本格的な茶葉を買うことはしませんでした。後々このことを後悔するハメに。やはり旅先での後回しは厳禁。買えるときに購入したほうがよいですね。
まだまだお腹は満腹ですが、ガイドさんに「立ち寄るだけでいいから!」と説得されてランチレストランへ。こちらもツアー代に組み込まれております。ビュッフェ形式で、飲み物代のみ別料金でした。
味はまぁまぁ。でも切らしていたペットボトルの水が買えて結果オーライでした。
次はダンブッラ石窟寺院へ。「黄金寺院」と紹介されたこちら、外から撮影させてもらいました。
後から調べてみたところ、どうやらここは石窟寺院に個人で来た人用の入口かと。黄金の仏像がある辺りが博物館にあたる様子です。
先程の場所から5分ほどでダンブッラ石窟寺院の駐車場に到着。おサルさんがたくさんいらっしゃいました。
インドと違って襲ってきません。
ダンブッラ石窟寺院の入場料ももちろんツアー代に含まれております。チケットは麓にある窓口で登頂前に必ず購入しましょう。登りきってチケットがないことに気づいても入場は許してもらえず、また窓口まで戻らされるそうです。
チケット窓口の犬。こう暑いとね、のびてしまうのも無理はないよね。
本日2回目、登頂開始。
犬もけだるげに迎えてくれております。なにも真ん中陣取らなくても。踏まれるよ。
途中の土産物屋でもんぺを売ってました。
土産物屋の兄さんが「もんぺあるよ」と日本語で売り込んできます。いったい何人の日本人旅行者がひっかかってきたのやら。。。
今度はガイドさんをも置き去りにし、さくさくと頂上を目指します。
途中の景色が絶景でした。癒されるわ~。
頂上到着。ここで靴を脱いで預けます。地面が灼熱地獄と化しており、歩くのに苦労しました。
みんな普通に歩いてたけど、どうして?
例のごとく、入り口には花をたたえた水盤。
ここは芸が細かく、グラデーションになっていました。足裏灼熱地獄に耐えてなんとか撮影。
入場の際、ストールを肩にかけるよう指示がありました。行かれる際には持参したほうがよさそうです。
入口をくぐるとこんな様子。岩壁に沿って建てられています。
ダンブッラ石窟寺院は世界遺産に指定されており、内部は計5つの石窟で構成されています。石窟寺院としてはスリランカ最大の仏教寺院です。
計5つの石窟すべてを見ましたが、手前3つの石窟が素晴らしく、あとの2つは規模も小さく控えめでした。一番奥から見学を開始した方が良かったかも。
まずは第1窟へ。
巨大な涅槃像が迎えてくれました。足裏がカラフル。
立像・座像よりも涅槃像のほうが位が高いそうです。私の母親によると。
スリランカでは、仏像に背を向けたり一緒に並んで撮影するのは禁止されています。仏像にキスをしている写真を撮影したフランス人に有罪判決がでたこともあります。カメラを構える前、背後に仏像がいないか確認してから撮影に臨みましょう。
次はこの岩窟寺院の中で最も美しいとされている第2窟。
これは圧巻。仏像だけでなく、天井にもおびたたしい数の釈迦像が描かれています。
暗い岩窟の中で当時はよく見えなかったでしょう。それにも関わらず仏像に華やかな色を施す人々の信仰心、なかなか心に訴えかけるものがあります。
ろうそくを灯したら広がるこの極彩色。感動しただろうなぁ。
蓮池。仏教施設にはつきもの。
第3窟。サイズの大きい仏像にはカーテンがかけられ、花がお供えしてありました。
このアングル、釈迦像なんだけど地獄の閻魔さまに見える。。。
第4・第5窟は写真残っておらず。
ダンブッラ石窟寺院は153体の釈迦像と3体のスリランカ王像、4体のヒンドゥー神像があります。仏教施設と紹介されていますが、ヒンドゥー教の神も祀られているのですね。どれがどれに当たるのかは全くわかりませんでした。。。
1体1体表情も違います。仏像・神像だけでなく、壁画も素晴らしいので見ていて飽きることはありませんでした。来て良かった。
庭には大きな菩提樹もありました。
最後にもう一度壁画を拝んで出口へと向かいました。このような細かい釈迦像が壁一面にみっちりと描かれています。
シーギリヤはカッサパ1世の悲しいエピソードとともに王宮の残骸と周りの自然を堪能できます。ダンブッラは宗教施設。スリランカ人の仏教への篤い信仰が見てとれました。2つとも全く異なった角度から楽しめるので、是非一緒にみてまわることをお勧めします。
これにて終日ツアーは終了。あとはコロンボへ戻るのみです。
クマラさんの写真をもう1度。いい笑顔。ありがとうございました。
疲れ切って爆睡していた帰りの車中。ふと起きて外をみたら真っ赤な夕焼けが広がっていました。
途中渋滞にもつかまり、ホテルに着いたのは19時前でした。それでも予定の20時よりも1時間も早い。ディナー後に向かうはずだったティールームへ先に行ってしまうことにしました。
ダッチホスピタル内にある ディルマ T-Lounge。イケメン店員が紅茶を入れてくれました。
イケメン店員お勧めの逸品「PRINCE OF KANDY ICED TEA」、400LKR。さっぱりとして美味しかったです。
中途半端な時間だったためか店内は他に客もおらず、わたしたち2人の貸し切り状態でした。
ダッチホスピタルはこのティーラウンジだけでなく、アーユルヴェーダコスメのSPA CEYLONや雑貨屋のLuv SL、BAREFOOT、紅茶ショップのHeladiv、はてはなんでもそろうメイソウなんかもあり、時間がないときの駆け込み寺として最適。意外と遅くまでショップも開いているので、隙間時間に立ち寄ってみることをお勧めします。
そろそろ予約時間も近づいてきたので、いよいよ今夜のディナー「Ministory of Crab」へ。10分前の20:20に入店。予約していない客はことごとく断られていました。
ダッチホスピタルのど真ん中に位置しています。写真の突き当り奥がレストラン。
レストラン内は厨房が開放され、調理の様子がうかがえます。写真撮影もOK。写真の店名下の蟹は大きさを表しています。ライトのついている蟹が、今注文できるサイズかと。
悩んだ末、お腹はすいていないので最小サイズの蟹2匹とエビのビスク、ライオンビールを注文。蟹の味付けは選択可能で、バター味とガーリックチリ味をセレクトしました。ほかにも沢山の味付けがあり、迷いながら選ぶのも楽しみのひとつ。
値段は失念。多分日本円で1人5,000円近くはしたような。予約時に8,000LKR分カード決済されているので、会計時にその分をちゃんとマイナスするよう念を押すのを忘れずに。
エビのビスクも美味しかったのですが、やはり蟹が感動もののお味。身がつまっており、ミソも癖がなく濃厚。ビールがぐいぐいすすみます。2人とも無言で身をほじくっていました。手が汚れるので、洗い場はありますがお手拭き必携です。
よく動き、よく食べた1日でした。大満足。
明日は早朝から電車に乗って移動となります。目指すは世界遺産の街、ゴール。
スリランカ④ ビーチでシュノーケル・ゴールでバワのホテル宿泊編につづきます。
スリランカ② 出発・クアラルンプール乗継・コロンボ到着編
10/31(木)AM4:00起床。父に最寄りの蕨駅まで送ってもらいました。いつもありがとう!父!!スカイライナー3号で成田空港第2ビルへ。マレーシア航空チェックインカウンターで今回の同行者、M先輩と待ち合わせ。
無事合流するもなんと先輩、水着を持参してこなかったとのこと。じ、自由。。。笑
中継地点でショップを探し買うことに決めて、まずは最初の目的地・クアラルンプールへ。
クアラルンプールの空港には植物園があります。画期的!
今回はコロンボ到着が深夜になってしまうため、クアラルンプール空港ターミナル2に接続しているKlia2に行き、お土産を買いがてらカプセルホテルで先にシャワーを浴びてしまうことにしました。
Klia2に行くには一旦マレーシアに入国する必要があります。入国してからの詳細な行き方を事前に調べていなかったため、空港職員に聞きまわるハメに。。
入国審査が終わったら1階に向かい、出口を出て左手にターミナル1とターミナル2を巡回している無料シャトルバス乗り場があります。乗り場番号は4番。わからなければ空港職員に聞けば親切に教えてくれます。
バスは途中ターミナル以外の場所にも停車します。降車時に周りの人に「ターミナル2?」と確認して降りてください。
無事到着。土産物店だけでなく、ユニクロやH&Mなどもある大型ショッピングモールでした。
カプセルホテルの写真撮り忘れましたが、場所はシャトルバスを降りて正面のターミナル2入口をくぐり、左に真っ直ぐ進むと突き当り手前左側にカプセルホテルのフロント、右側にホテルのロッカーがあります。
2階がショッピングモール街となっており、スーパーもあって基本なんでも揃います。ここのH&Mで先輩の水着も無事ゲットできました。
蓮の花のモニュメント。かわいい。
まず最初の目的はスーパー「Jaya GROCER」でマレーシア土産を購入すること。スリランカ到着後は時間も限られているため、事前にここで仕事先の土産物をゲットしてしまおうという作戦です。
BOH TEAもLOT100マンゴーグミ(これ美味しかった)もBeryl'sのティラミスチョコもなんでもありました。ただなまこ石鹸だけ見当たらなかったので、結局出国後の免税店で購入しました。
H&Mに寄ったあと、シャワーを浴びるために1階のカプセルホテルへ。1時間29MYR。タオル貸出・歯ブラシ・ペットボトル水付き。ロッカーも使用できました。ただ、シャワールームはトイレの手前に付属してある簡易個室を使うので、気になる人はやめておいたほうがいいかもしれません。
使用中他の人がトイレを使うために入ってくることはありませんでした。ほぼ貸し切り。ちゃんとお湯も出たので私は満足。あとは機内で寝るだけです。
マレーシア出国の前にパパリッチでラクサを食べました。これまた写真を忘れたのですが、スープが濃厚で美味しい。28.5MYRとお値段は高めですが、マレーシアラストディナーにはいいかも。たまたまお隣りにいた男性としばし会話に花がさきました。
オンタイムの22:25、無事にコロンボへ飛行機は出発しました。短い滞在でしたが、2度目のクアラルンプール楽しかった。また来るよ。
ここの便はなんと私の隣がすべて空席。初の並び3席独占です。もちろん横になって爆睡させていただきました。
荷物をピックアップし、並んでいる両替所でお金を交換しようとしたところ、隣のトーマスクックの女性が「こっちも同じレートよ!」と手招きしてきました。表示をみると本当に同じレート。おそらく空港内のレートは一律の様子です。すいている所で済ませましょう。
ホテルまでは事前に調べていたAYUBOWAN TOURSでタクシーを呼んでもらい、らくちんで到着。
両替所を抜けて右側に並んでいるツアー会社のカウンターのうちのひとつがこちらのAYUBOWAN TOURS。パソコンのデータにホテル名を入力すると自動的に料金が算出され、支払いも事前にすませてくれるので大変便利。そしてぼったくられることもありません。
あっという間にホテルに到着。ダッチホスピタルの真ん中に位置するこの「FAIRWAYCOLOMBO HOTEL」まで2,850KLRでした。帰りはホテルに空港までタクシーを依頼して4,000KLRだったので今考えると大変お得です。
チェックインしてUSDで宿泊費用を前払いし、(お釣りはKLRだったので細かい金額を用意しておいた方がよさそうです。他のホテルも然り。)事前にKLでシャワーを浴びているのでさっさと荷物を整理して就寝しました。
さて、明日はシーギリヤロックへの終日ツアーです。
スリランカ③ シーギリヤロック・ダンブッラ岩窟寺院終日ツアー編へつづきます。
スリランカ① 出発前 準備編
前回のコーカサス旅から1か月も経たぬうちに今度はスリランカへ旅行してきました。
女性OL2人旅。期間は2019年10月31日から11月4日の5日間と短め。
でもしっかりと満喫してきました。
いつもの準備編として、出発前に申し込んだチケット情報等を記載していきます。
①ルート決定
上にも書きましたが、今回は同行者の都合もあり期間は短め。なので現地ツアーも利用し、効率重視でまわりました。
同行者M先輩の希望を聞くと「シーギリアは絶対行きたい。海にも行きたい。できたらジェフリーバワ(スリランカの著名な建築家)のホテルも泊まりたい。」とのことだったので、ほぼまる3日の日程ではキャンディの仏歯寺やヌワラエリアの紅茶畑を見ることは難しそう。
てなことで1日目は事前にネットで申し込んだ(詳細後述します)、シーギリア・ダンブッラ石窟寺院をコロンボ発の終日でまわる英語ツアーにあてました。
2日目は先輩の「海に行きたい」希望を叶えるべく、町がまるっと世界遺産になっているゴールへ。
早朝からコロンボーゴール間を運行している海岸列車に乗ってゴールを目指します。せっかく海のきれいな町に行くのだから、到着後の午前中はシュノーケルをすることにしました。午後はゴールを散策。ゴールにはバワのホテルもあり、宿泊費も手が届く範囲のお値段だったので「ジェットウイングライトハウス」に1泊しました。
3日目は早朝の高速バスでコロンボへとんぼ帰り。
ここで私の希望だったアーユルヴェーダを受けることに。午後はまったり、買い物タイム。晴れたらゴールフェイスグリーンで夕日を臨みます(はずでした)。
※1日目と3日目は同じホテルを予約し、2日目の荷物を少なめにしてその間スーツケースはホテルに預かってもらいました。2日目ホテルを出発する際、フロントに相談したところ「問題ないよ」と気持ちよく荷物を受け取ってくれました。中身を開けられた形跡もなく、安全にピックアップできましたよ。
②空路のチケット確保
おなじみSkyScannerで検索。6月後半に10/31東京発(羽田・成田どっちでも)コロンボ着・11/4コロンボ発東京着の航空券を検索したところ、行き成田発マレーシア航空・帰りタイ国際航空で夕方成田着がヒット。お値段は往復89,079円。
7月半ば先輩が上京したとき(秋田在住)に一緒にチケットを取ろうと再検索したところ、上記の便はひっかからず。どうやら売り切れてしまった様子。とりあえずまたじっくり作戦を練ろうではないかとその場は解散しました。
次の日たまたま往復ではなく片道ずつSkyScannerで検索をかけたところ、なんと大当たり。行きはマレーシア航空・帰りはキャセイパシフィック航空でほぼ上の便と同時刻。金額も行きと帰り合わせて85,140円でした。往復で取るよりも安上がり。即決で各自チケットを押さえました。詳細以下。
行き:マレーシア航空 MH89便(10/31発) 成田10:10発-クアラルンプール17:05着(7h55・乗継5h20待機)マレーシア航空 MH179便 クアラルンプール22:25発-コロンボ23:25着(10/31着 3h30)53,690円
帰り:キャセイ航空 CX0610便(11/4発) コロンボ00:55発-香港8:40着(5h15)キャセイ航空 CX0520便 香港10:15発-成田15:20着(4h05)31,450円
予算内なので、航空会社から直接購入しました。これでひと安心なんて油断していたのもつかの間。9/1に恐怖のメールがキャセイから到着。なんと11/4のコロンボー香港間の便が欠航になったとのこと。代替策として11/3の便に振り替えるという内容でした。。。
ただでさえ少ない日程のこの旅行。ここで1日繰り上げられてはたまったものではありません。9/1は日曜日だったので9/2の月曜日午前、仕事中ですがあわててキャセイに電話をかけました。(わが部署午前中は他の人がいないため。ごめんなさい。)
問い合わせた内容としては
①11/4中に出発して、11/4の夕方には東京に到着していたい。似たような時間帯の振り替え便はないものか
②もしなければタイ航空に空席があったので、キャセイ便をキャンセルし、タイ航空を取り直す。ので、今回は事情も事情なためキャンセル料を無料にできないか
という2点。
しかし①案は最初対応してくれた女性によると11/4の1:15コロンボ発・バンコクと香港2回乗り換えで20:25成田着が一番近い便。②はやはりキャンセル料半額かかってしまうとのことでした。そこで先輩に一旦相談→11/4中に秋田に帰らねばならぬのでやはり夕方成田着便がベストとの返答をうけました。
もう一度キャセイに電話をかけ、11/3出発になってもよいからできるだけ遅い出発便で、11/4夕方には東京につく飛行機を探してほしいとお願いしました。この間、キャセイさんは非常に丁寧な対応で、2度目に電話をかけた際にも2回乗り継ぎの20:25成田着便も念のため押さえておいてくださるとのことでした。
9/2夕方に再度キャセイから連絡があり、なんと11/4コロンボ発スリランカ航空→バンコク乗り換え→JALの11/4成田夕方着の飛行機が押さえられたとのこと。スリランカ航空便もJALとのコードシェア便。驚いたことに追加料金一切なしの31,450円で、ほぼ当初予約したキャセイ便と時間も変わらないJAL便に乗れてしまう奇跡が起きました。
手配をしてくださったキャセイ窓口の女性に何度も何度もお礼をつげ電話を切り、さらにはフォートラベルのキャセイパシフィックの口コミ欄に最高ランク評価をアップしました。念のため航空会社から直接チケットを購入しておいて本当に良かった。
帰りの便は上記の経緯から以下の便に変更となりました。
帰り:スリランカ航空 JL5705便(11/4発) コロンボ1:15発-バンコク6:20着(3h35・乗継1h55待機)日本航空 JL0708便 バンコク8:15発-成田16:05着(6h50)
③滞在先のホテルを押さえる
すべてBOOKIG.COM、現地決済で申し込みをしています。
10/31・11/1:コロンボ滞在:FairwayColomboHotel 2泊110.36USD(2名分)スーペリアツインルーム
11/2:ゴール滞在:JetwingLighthouseHotel 1泊286.10USD(2名分)ラグジュアリールーム スパ棟
11/3:コロンボ滞在:FairwayColomboHotel 1泊58.42USD(2名分)スーペリアツインルーム
11/2のジェットウイングライトハウスホテルがバワのホテルです。
部屋の写真を見ると、すべてダブルベット。かろうじてシングルベット2つをくっつけた部屋もありそうだったので、Bookingのサイトを通じてホテルに「ベットが分かれているタイプの部屋希望」とリクエストしておきました。
チェックイン時にそのことを伝えると「もちろん分かっているわ」との返答。ちゃんとシングルベット2つタイプの部屋を用意してくれていました。
午前9時すぎくらいにホテルに到着したのですが、アーリーチェックインは90USDかかるとのこと。私たちは予算の都合上断りましたが、お金に余裕がありバワのホテルでのんびり滞在したいという方は利用してもよいかと思います。
④移動時の列車とバスの時間を調べる・配車アプリのダウンロード
※事前に移動のチケットを確保することはできませんでした
・コロンボーゴール間の海岸列車の時間
次のサイトの携帯アプリをダウンロードし、何時から運行しているかを調査。切符購入時もこのアプリの画面を見せて無事買えたので大変便利でした。
Train Sri Lanka
※英語表記。アプリを開いて、左上の3本線をタップし「Search」で検索できます。出発駅と到着駅を入力し、さらに右下のMOREを選択すると日付と時間を指定して検索できます。
・ゴールーコロンボ間高速バスの時間
こちらも早朝利用予定だったので、始発はいつからなのかを検索。
ゴールーコロンボ間のバスは高速バスでコロンボ市内のマハラガマまで行き、そこからローカルバスに乗ってコロンボフォート駅まで行く手段と、最初からゴールのバス乗り場でローカルバスに乗って直接そのままコロンボフォート駅へ行く手段の2パターンあります。
ローカルバスは乗り換えなしで直接コロンボ中心部へ行くことができるメリットがありますが、各駅停車なので時間が高速バスよりもかかります。ただし安い。高速バスはローカルバスよりも値が張り、乗り換えの必要こそあるものの、時間が短縮でき車内も清潔で快適。ここは快適さと時間を優先し、高速バスで行くことにしました。
高速バスの始発時間に関しては、2019年11月現在このようなサイトがあります。
英文ですが、ゴール発の始発便は6:00、マハラガマは7:30到着となっていますね。
最後の便は16:45発の18:15到着。マハラガマ発ゴール着の時間も記載してあるので、今後行かれる予定のある方は参考にしてください。マハラガマからゴールフォートまでのローカルバスは頻発していそうなので、調査はしませんでした。いざとなればトゥクトゥクでもいいかなと。
シンハラ語版ですがゴールーコロンボ間の時間が乗ったローカルバスのタイムテーブルも発見したので、参考までに載せておきます。こちらも2019年11月現在。
向かって左画像が始発から、右画像が終発まで。すみません、どちらの柱がコロンボフォート発でマハラガマ着なのかがわかりませんね。。。わたしも不明です。でも頻発しているのがわかるかと。だいたいの目安にしていただければと思います。
・配車アプリのダウンロード
スリランカはPICK MEという配車アプリが席巻している様子だったので、事前に日本でダウンロードしておきました。
現金決済・カード決済どちらか選択できます。タクシーだけでなく、トゥクトゥクも呼び出し可能。金額が明示されているので、ぼったくられる心配もありません。
コロンボ市内ではほぼ問題なく使用できました。ただゴールに行った際、シュノーケリングをしたウナワトゥナビーチからゴール中心部へ向かおうとドライバーを呼び出したところ、時間になっても来る気配なし。その後他のドライバーを予約しても、すぐに決済完了のボタンを押され強制キャンセルされてしまいました。
おそらく正規の金額設定なので、安いお金でわざわざ遠くまで足を運んでくれないのでしょう。コロンボ以外では流しのトゥクトゥクをつかまえ、料金交渉をした方が時間をとられなくて済みそうです。
⑤現地ツアー申込
・シーギリヤ・ダンブッラ石窟寺院終日ツアー(コロンボ発着)
まず海外オプショナルツアーサイトVELTRAをのぞいたところ、シーギリヤとダンブッラのコロンボ発着ツアーが2019年11月実施だと1人2万円超。日本語ガイドはありがたいですが、当然予算オーバー。。。
トリップアドバイザーで検索し、英語ツアーガイドではあるもののエアコン車貸し切りで各施設の入場料込・ランチ代込の以下のツアーを申し込みました。
※他の英語ツアーを見てみると、施設入場料は別途その場で支払いとなっているツアーもありました。シーギリヤの入場料は30USDもします。安いと思って申し込んだら、逆に高くついてしまうケースもありえます。注意してください。
OnTheGoToursのコロンボ発着シーギリヤ・ダンブッラ石窟寺院終日プライベートツアーです。(英語ガイド・2名で352USD)
Sigiriya & Dambulla Day Trip from Colombo | On The Go Tours
事前カード決済。コロンボ市内のホテルに直接送迎してくれます。
待ち合わせ等の詳細なやりとりはWhat’sAppアプリで行いました。
当日20時にレストランの予約をしているため、それまでにはコロンボに戻りたいと伝えると、朝の5時にホテル出発と指定がきました。親切なガイドさんで、英語も分かりやすく堪能です。19時前にはコロンボのホテルに帰着しました。
⑥現地レストラン・アーユルヴェーダの事前予約
・Ministory of Crubの予約(Colombo店)
いわずと知れた蟹の名店。予約必須とのことだったので、日本から公式HPで事前予約をしておきました。1か月前から予約可能です。※コロンボ店を選択し、右上の「Reservation」から予約画面に入れます。
英語ですが、簡単なので問題なく予約できます。ただ、予約時に8,000LKR分事前カード決済をする必要があるので、実際来店してお会計をするときに一応申し出たほうがいいと思います。レシートを確認したらちゃんと8,000Rs分マイナスされていました。
当日入店してみると、ほぼ全て予約席でした。断られている人も多数。予約は絶対していった方がいいと思います。
・Amangallaのアフターヌーンティー予約
世界のアマンはゴールにもあります。今回日程の都合で紅茶畑は見れなかったものの、美味しい紅茶だけでも味わおうとアマンのアフタヌーンティーを予約しました。
公式HPのお問い合わせから英文で予約をしました。すぐに入力したメールアドレスに返信があり、予約完了。1人5,800LKR。
ただ、当日「予約しています」と伝えて通されたのは予約席とも書かれていない普通の空席(笑)他にも空席がちらほら見受けられたため、おそらく飛び込みで当日行っても大丈夫だと思います。
・コロンボ最終日ディナーNugaGamaのカレービュッフェを予約
シナモングランドコロンボホテルの人気レストラン。こちらも公式HPの問い合わせフォームから予約しました。
18:30から2名で予約。1人1,850LKR。こちらはレストランに入店したらすぐさま予約席へ案内してくれました。
ただしカレービュッフェの開始時刻は19時だったらしく、しばらく席でぼんやりする羽目に(笑)ディナーの予約は19時以降のほうがよさそうです。
こちらは本編で詳細は書きますが、とてもお勧めできないので店名は出しません。
日本語での対応が可能で、医師常住のもとドーシャ(体質)診断もしてくれるという点に惹かれ、公式HPから日本語で予約をしました。
医師の対応も良く、施術終了後には丁寧な手書きのカルテまで渡してくれました。90分のシロダーラ・アビヤンガ・スチームバスのコース内容も素晴らしかったのですが、施術中にお金が財布から抜き取られる事件が発生。
トリップアドバイザーの口コミを帰国後チェックしたところ、全く同じ時期にほぼ同額の被害に遭われている方がいました。店名気になる方は、コロンボ・アーユルヴェーダで検索してEからはじまる店です。内容が素晴らしかっただけに残念でなりません。
コロンボはほかにも医師常駐のアーユルヴェーダ施設が少ないながらもあります。他の店を利用することをお勧めします。
⑦スリランカで使用するSIMを購入
今回はYahooショッピングで上記のSIMを10月上旬に購入。
日本でも使用できるため、出発直前に空港でセットできます。アクティベート方法も日本語の説明書が添付してあり分かりやすい。しかも8日間容量無制限。これで1,324円はお買い得と思い即購入しました。
容量無制限なのでうっかり機内モードにし忘れても高額請求されません!ただし通話は不可なので、現地でやりとりする必要がある方は通話も可能なSIMの購入をお勧めします。
⑧旅程表のしおりを作成
いつものごとく、何かあったときの家族連絡用。
データを貼り付けておきますので、参考用にご参照ください。
※あくまで参考用です。転載はご遠慮ください。
この予定表通りに行かない場合もあります。その際の苦情等は受け付けません。自己責任でお願いいたします。
お店等は閉店している場合もあります。ご了承ください。
⑨かかった総額
前回の旅で残った600USDを持参。プラス先輩から旅行当日に立て替えておいたツアー代・レストラン前払い分と、ホテル代を先払いしてもらい計430USDを受け取り。
あわせて1,030USDを用意しました。これらすべてで食費・移動費・アーユルヴェーダ代・お土産代・2名分のホテル代がまかなえました。別途かかった費用は飛行機代と1名分の現地ツアー分のみ。手元に余ったドルを差し引くと飛行機代コミコミで1人15万円ほどの旅となりました。
⑩スリランカビザの取得
スリランカの観光ビザは2019年8月から2020年1月30日までの期間、無料で申請できます。
スリランカビザの公式サイトから申請でき、完了次第入力したメールアドレスに書式が届くのでプリントアウトして持参しましょう。
入力は英文ですが、「スリランカビザ入力方法」で検索するといくつか案内サイトがヒットします。入力も1時間足らずで完了するので忘れずに出発前に申請するようにしてください。
私が入国した2019年11月時点では、入国審査や出国審査時にビザの提示は求められませんでしたが、日本の空港窓口で飛行機のチケットを発券する際に提示を求められました。
事前準備は以上です。
他に質問等ありましたらいつでもコメントください。
コーカサス⑩ アルメニア エレバン最終日編
9/29(日) 今日もホテルで朝食。朝食付きはほんとにありがたい。
9:30にチェックアウト。荷物を預かってもらいます。
まず向かうはホテルすぐそばの公園で毎週末に行われている蚤の市「Vernissage」です。平日も行われているそうですが、やはり盛況なのは週末とのこと。友人への土産発掘も兼ねて朝1番に乗り込みます。
場所はここ。RepublicSquare駅からすぐです。MAPSMEではVernissageMarketで登録あり。共和国広場からも歩いて行けます。
近づくと緑のテントが並んでいるのですぐわかります。
まだ10時すぎだったので準備中のお店が多かったです。あらかた開店するのは11時くらいからの様子。
ピンバッチを売っているお店をのぞき、1個手に取り値段を尋ねたところ1,000AMDとのこと。そんなするわけないじゃんと思い、すぐにその場を後にしました。ふっかけすぎは客も逃しますぞ。
エリアごとに売っているものの種類がかたまっているらしく、先ほどのピンバッチのお店のすぐそばにこのおじさまのお店はありました。
同じくピンバッチのお店。バッチの種類も豊富でかわいいものが沢山。あれこれ手に取って迷いに迷った末、土産用も含め7個に絞りました。値段を聞くと全部で2,000AMD。およそ500円。思わず日本語で安!と叫んじゃいました。即決。
アルメニア土産の定番、ザクログッズもこのように沢山置いてありました。他にも刺繍が施してあるクロスやアルメニア伝統柄の布製靴など、見て回るだけでも楽しいグッズが沢山ありました。
休暇中私の仕事を代わりに請け負ってくれた職場の後輩用に、ここでアルメニア伝統柄のノートブックを購入。伝統柄は赤地が多いなか、珍しい青地の布を発見。帰国後、後輩に渡したら「ナウシカみたい」と喜んでくれました。そのコメント、いいね(笑)
充分に蚤の市を堪能したので、ホテルへもどり荷物をピックアップ。次のホテルへ荷物を引きずり徒歩で向かいました。日付が変わった翌日の深夜(早朝?)便で帰国するので、飛行機に乗る前シャワーを浴びたいと思いエコノミーホテルを1泊だけおさえました。
ElysiumGalleryHotel。通り沿いの建物の真裏にあり場所はわかりにくいですが、部屋は清潔でスタッフも英語が堪能で親切。最初からここのホテルにしとけばよかったじゃんと思ってしまった程。チェックインはまだできない様子だったので、荷物だけ預けて再出発。
ホテルのフロントにエチミアジンへの行き方を聞いたところ、ホテルすぐそばのバス停から203番のバスに乗り込めば1本で行けるとのこと。キリキアバスターミナル経由しないでも行けるのかしら?と疑問に思いつつもとりあえず向かってみることに。
バス停はここ。右の大きな広場はオペラ座のある自由広場。
すんなりバス停にたどり着き、203番のバスを待つもいっこうに来る気配なし。やっぱりキリキアバスターミナル経由しないと行けないよね~(笑)キリキアターミナルまでの行き方をネットで調べ直しました。
どうやら75番バスで行ける様子。すぐに75番バスが通りかかったので頻発していそうです。キリキア?と運転手に尋ねるとうなずいてくれたのでそのまま乗り込みます。
75番はどうやらバスターミナル内に停車するわけではなく、その前の通りに停車するようです。切符回収係のお兄さんがここがキリキアだよ、とバスを停車させ降ろしてくれました。運転手かもぎりのお兄さんには目的地を伝えておいたほうがよさそうです。
キリキアバスターミナルに入ってすぐに203番のバスはありました。迷う心配全くなし。エチミアジン?と聞くとうんうんとうなずく運転手。10分ほどで出発しました。
203番バスもエチミアジンが終点ではない様子です。ここでも運転手がエチミアジンはここだよ、と教えて降ろしてくれました。
バスの停車場所はエチミアジンの裏口に到着します。正面はこちら。
大型の観光バスなどはこの門をでて正面の駐車場に停車していました。
中に入ってまず目についたのはこの小聖堂。
内部は小さいながらもろうそくが灯され、あたたかい雰囲気。想像していたよりも近代的なつくりです。
そしてその小聖堂の向いにそびえ立つは、エチミアジン大聖堂です。
残念ながら工事中。そして改修中なのか中には入れませんでした。悔しい!!
エチミアジンはアルメニア正教の総本山。世界最古の教会ともいわれています。有名なのは大聖堂内にある宝物庫。キリストの脇腹をついたロンギヌスの槍とノアの方舟のかけらが展示されています。
大聖堂のわきにある土産物屋にて宝物庫の入場券が購入できるとの事前情報があり、行ってみると無事にチケットゲット。大聖堂は入場できませんでしたが、宝物は別の場所に移され見学できるようです。ガイドなしだけどそれでも良ければと言われ、せっかく来たので宝物だけでも見ていくことにしました。
土産物屋の入口にて待機させられ、人数がある程度集まったら宝物のある場所へ案内されました。敷地がひろーいので、案内がなければ確実に迷います。
そして、ついに対面。これが!ノアの方舟のかけらです。
・・・どれがかけらに当たるのかは全くわかりませんけども。旧約聖書に書かれたことを信じるのであれば、40日間いろんな動物やらノアさんの家族やらを運びつづけた大変ありがたい代物です。
そしてこちらが!ロンギヌスの槍。
わたし世代だと例のアニメが頭をよぎってしまいがちですが、こちらは使徒と戦うアレではありません。キリストが磔にかけられ脇腹を刺された際の最後の一撃を与えた槍が、こちらのロンギヌスの槍だそうです。意外と鋭利じゃないのね。
ロンギヌスの槍は実は複数存在するらしく、Wikipediaさんによると4つあるとのこと。ひとつはローマのサンピエトロ大聖堂に保管され、もうひとつはウィーン。ひとつは紛失し行方不明。そして最後はこのアルメニアのエチミアジンに保管されています。
どれを信じるかはあなた次第であります。でもまぁ、キリストさまは磔の時たくさんのローマ兵にかこまれていたんでしょうからどれが最後の一撃か正直わかんなかったでしょうし、全部本物ってことでいいんじゃないでしょうか。
念のため広場にいたおばあさんにもエチミアジンって今日は入れないの?と聞いてみましたが、やはり駄目とのこと。諦めて早々にエレバンに戻ることにいたしました。
帰りのバスは行きに降ろされた場所から少し先にあるこちらから乗り込みました。番号は同じ203番。
右下の赤ピンがエチミアジン大聖堂です。バスはこれまた頻発している様子です。乗客が埋まり次第発車している模様でした。
キリキアにたどり着き、行きに降ろされた通路とは反対側にエレバン中心部へ戻るバスが発車していました。ホテルそばのバス停で239番バスをみかけていたのでそのバスに乗車。当然ホテル前のバス停も通るだろうと高をくくっていた矢先、バス停手前の道を見事にそれていきました。あわてて下車。やはり適当に乗り込んではいけませんな。
そのまま徒歩で、エレバンといえばここ!という観光名所。カスケードへ。
近くで見るとなかなかな迫力。ソヴィエト・アルメニア樹立50周年を記念して1980年に作られたものだそう。わたしのいっこ年上。
途中途中でこのようなアート作品が展示されています。楽しい。
カスケード内部にはエスカレーターも設置されており、歩いて上るのがキツイ方は是非こちらをどうぞ。私?わたしはもちのろん、使用させていただきました。無理は禁物。
上りきると、エレバンを見渡すことができ、運がよければアララト山を臨めます。やはりうっすら山頂に雲。でもいい眺め。
カスケードを下った先の広場でアルメニア手作り作家市なるものが行われていました。
どれも素敵。目移りしっぱなし、迷いっぱなしで悩んだ末、ピアスを購入。旅の思い出にね。このくらいはね。
素敵な作品には目もくれず、ひたすらに惰眠をむさぼる犬たち。奥の犬なんて穴ほって寝てるからね。
広場の奥には素敵なオープンカフェ。外国のオープンカフェはなぜこうも居心地が良いのだろうか。ソファに陣取り、この旅の写真整理をのんびり行います。
旅ももう終わり。この辺りになってくると寂しさと安心感とで街のどのシーンも美しくみえてきます。
夕食はTripAdviserでも10位以内にくいこむLavashへ行こうとしたところ、店内満席で断られるハメに。予約必須。諦めが肝心とこの旅行で学びました。2軒となりにあるこのレストランに入店。
ゴリスのホテルの夕食でもいただいた、アルメニア(とトルコ)の郷土料理、トルマの専門レストランです。
メニューをながめてどれにしようかとうんうん迷っていたところ、向いの美女と目があいました。写真撮っていい?と聞いたら素敵なポージング。やばい、女で良かった。男だったら惚れてたわ。
去り際もさっそうとして素敵だった。。。
結局選んだのは1番伝統的なトラディショナルトルマ。小さな鉄製の小鍋に入れられて、ヨーグルトも一緒についてきました。
味はバツグン!!ヨーグルトをかけると酸味が加わり、これはこれでさっぱりといただけます。かけるかけないはお好みで。一緒に頼んだアルメニアのキリキアビールも本当に美味しかったです。笑顔満面で食べていたら店員さんも嬉しそうでした。いいお店。むしろLavash満席で良かったかも。
まだ目標未達成のアルメニアワインを飲むために近くのワインバーへ。場所はここ。
左下の赤ピンがLavashです。徒歩5分くらい。
まだ時間が早いためか、店内はがらがら。表のテラス席でワインをいただくことにしました。
店員さんと相談の上、お勧めのアルメニア白ワインを注文。きりっと辛口でのど越しもよく、食事のあとで飲むのに最高なワインでした。幸せ。
たまたま隣に座った男性がオーストラリア人でした。今日の夜、もうこれから帰国と伝えると「では気を付けてね」と。袖振り合うも他生の縁。旅はこんなことの連続です。
お会計をすませ、ゆっくりと歩きながらホテルへ。シャワーをすませて忘れ物チェックをしたのち、チェックアウト。ほぼ1泊もしてませんが、快く送り出してくれました。エチミアジンの行き方は間違って教えられましたけども(笑)ElysiumGalleryHotel、お勧めです。
タクシーをよんでもらって空港へ。行きと同じくカタール空港経由で日本到着は羽田。実はカタールで寝ぼけてうっかりSIMを入れ替えてしまい、さらに機内モードにもし忘れ、後ほどの携帯代請求額に愕然とするというオマケつきでした。みなさま、SIMは日本に着くまで決して入れ替えぬよう、お気をつけくださいまし。(そんなことするの私くらいか)
今回の旅はいろいろと思い通りにいかないことも多く、臍を噛む思いもいくつかしましたが、すべてはいい思い出・よき糧になったと思います。素晴らしい出会いも沢山あり、南コーカサス地方に住む人々のあたたかさ・信仰の深さに感銘を受けた旅となりました。
アジア旅行者も比較的少なく、観光資源が多い割にはまだ知られていない旅行先だと思います。行くならば今がチャンス!私の旅行記が少しでもお役に立てたならば幸甚です。不明な点や質問があればいつでも受け付けております。コメントください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。みなさまにもこれから1つでも多くの旅を通じた、素晴らしい出会いが待っていますように。
ではまた、次の旅行記にてよろしくお願い申し上げます。
2019年10月末
コーカサス⑨ アルメニア エレバン近郊修道院めぐり編
9/28(土)AM9:00 ゆっくり起きてのんびり朝食。
ランチョンマットがアルメニアの伝統柄でかわいい。ご飯もまずまずの美味しさでした。
ドライバーさんが到着次第、部屋に連絡がくるというので待機。10:25になっても連絡がくる気配がないので直接フロントに行くも、結局ドライバーさんが来たのは11:00。アルメニアの方々は基本のんびり気質なご様子です。
このドライバーさん悪い方ではないんですが、おそらく正規のガイドではないと私はふんでます。詳しくは後述しますが、この時も到着早々「君のルートは通常ではありえない。ホルヴィラップとセヴァンはとても離れているので1日でまわるのはクレイジーだ。」と言われました。
いやね、だからチャーターしてるんだし。ルートももう伝えてあって承諾したからあなたここにいるわけであって、しかも時間かかるってわかってるんなら遅刻すんなや!と思っていても小心者の日本人な私。顔にはださずに笑顔でごめんねと伝えます。ちなみに他ブロガーさんの日記でも、タクシーなどをチャーターしてこのルートを1日でまわっている方はいらっしゃるので問題ないはずです。
出鼻をくじかれましたが、気を取り直して出発。
ノアの方舟が漂着したというアララト山。左は小アララト。大アララトは残念ながら雲がかかっておりました。現在はトルコ領です。
ホルヴィラップ修道院とは、アルメニア観光情報局さんによると。
キリスト教の布教に勤めていた聖グレゴリウスが、13年もの間捕われていた場所として知られています。結局、時のアルメニア王ティリダテス3世がこれに屈し、301年にキリスト教がアルメニアの国教として定められました。
ってことで、アルメニアがキリスト教国になったきっかけをつくった教会。内部にはグレゴリウスが幽閉されていた地下牢があります。
地下牢へと続く階段はこのように大行列。結局階段にたどり着けたのは1時間ほどたってからでした。
この狭くて急な階段をくだっていきます。
内部は狭く、2~3人が入るのがやっと。
小さな祭壇がありました。13年もここに閉じ込められたら、私きっと発狂する。
外に出るとこのような丘があるのを発見。
思いのほか長く時間をとってしまったので、急いで次に向かいます。
と、ここで事件発生。どうやらドライバーさんが道を間違えてしまったらしく、途中でものすごい悪路を走ってました。ここまですごい道はさすがに初めての経験。ドライバーさんも自分がどこを走っているのかもわからない様子で、通りがかった人に道を尋ねていました。
アルメニアでも有数の観光地である次のゲガルド修道院。そこへ向かう道を間違えるとは、おそらくこのドライバーさんは正規のガイドではなさそうです。
通常のルートらしき道に戻り、ひと安心していたところドライバーさんの携帯に着信。笑いながら何かを話していたと思ったら、いきなり携帯を渡されました。表示はHotelTigranMets。電話にでると今回このドライバーさんを手配してくれたフロントの女性でした。
道に迷ったみたいだけど大丈夫だった?と気遣ってくれます。問題ないよ。大丈夫と答え、ドライバーさんに携帯を返しました。外は雨が降り出し、どしゃぶり。先が思いやられます。
目的地の手前で車をとめ、この辺りの名物だというパンを作る工房へ連れて行ってくれました。美味しいよ、と勧められましたがさすがにでかい。。。
見学だけに留めておきました。
パン工房からすぐ。大雨の中ゲガルド修道院入口に到着です。時間がないから急いで見学をするようにと言われ、走って修道院まで向かいます。
参道にもずらりと十字架レリーフ。ゆっくり見たいけど大雨だし時間がない。ドライバーさんが遅刻しなければ、さらに道に迷わなければ。なんてことが頭をよぎります。
修道院到着。ごつごつとした岩山に囲まれています。
ゲガルドという言葉は、アルメニア語で槍という意味。キリストが磔にされた際、最後の一撃を加えたロンギヌスの槍がここで発見されたといわれています。ロンギヌスの槍の実物は、エレバン近郊にあるエチミアジン大聖堂でみることができます。
晴れていれば天井から光が差し込み、幻想的な光景が広がるこの修道院。しかし外は大雨のため、内部はほぼ暗闇。ろうそくの明かりだけがたよりです。
岩盤を掘って建てられた洞窟修道院。アルメニアの伝統的な工法だとか。
周囲にはいくつもの洞窟があり、当時の修道士たちはそこで禁欲的な修行を行っていたそうです。
あんなところにも十字架。アルメニアの方たちの信仰心の厚さには本当に頭が下がります。
大雨の中での結婚式。これはこれでいい語り草になりそう。
ゲガルド修道院は他ブロガーさんの評判もよく、とても楽しみにしていた場所のひとつでした。私はここはこういう縁だったと諦めるしかないですが、みなさんは後悔を残さないためにもやはり正規のガイドさんに連れていってもらうか、自力でいく手段を取った方がいいと思います。
後ほど共和国広場へ夜遅く行ってみましたが、車に案内をはりつけたフリーのツアーガイド車をいくつか見かけました。朝早い場合でも信頼できそうなタクシードライバーにお願いするなど、時間的な制約があってもなんとかなりそうです。
気を取り直して次。ガルニ神殿です。
ドライバーさんにトイレの場所がわからなかったと伝えたら、わざわざ車から降りてトイレの場所を案内してくれました。決して悪い人では。。。
ガルニ神殿は現在アルメニアに残る唯一のヘレニズム建築。異教の太陽神ミトラへ捧げられたものです。キリスト教を国教と定めた際、ほぼすべての神殿は破壊されましたが、この神殿だけは残されたそうです。17世紀の地震で倒壊し、現在みられるのは1970年代に再建されたものとなっています。
ガルニ神殿入口わきの道から行くことのできる世界遺産の石柱群「ストーンシンフォニー」も訪れたかったのですが、時間がなく雨が降って地面もぬかるんでいたので断念しました。ブロガーさんの写真をみると圧巻です。時間に余裕があれば是非行ってみてください。
観光客に愛想を振りまく3匹の犬。雨があがってきて傘も必要なくなってきました。
道中で虹が出現。残念ながらカメラには映りませんでした。
時間節約のため昼食抜きで移動していたのですが、ここでまたしてもドライバーさんの携帯が鳴りました。漏れ出ている声を聞いていると女の子のような甲高い声。子供でもいるのかしら?なんて思っていたらまたも携帯を渡されました。
表示はHotelTigranMets。なんと相手の声の正体はあのホテルフロントの女性でした。ここでピンときた私。おそらくこの2人できてるんじゃないか。。。そう思い至ると腑に落ちる点がいくつか。遅刻を強く注意できなかったのも、車が到着したときの女性の態度やツアー中に何度も電話がかかってきたこともこれで納得です。
2人が恋人であることに関してとやかく言うつもりはありませんが、せめて遠方から来た客には私情をはさまずちゃんとしたドライバーを紹介してくれよって思いました。。。確証はないですが、もうホテルにツアー手配は依頼しないと強く心に決めました(笑)
電話の内容はこれまたどうでもいい「昼食たべてないって聞いたけど大丈夫?」というもの。問題ないです。大丈夫!という言葉をもう1度繰り返し言って電話を切りました。だってこの状態でダメですって伝えても何もなんなくない?
最後はセヴァン修道院。湖に面して建っています。18:00には閉まってしまうとのことでしたが、無事に17:00には到着。間に合って良かった!
内部は小さいながらも綺麗に整えられていました。苦労してたどり着いた分、感動もひとしおです。
どうやらこのレリーフ、ハチュカルというアルメニア正教独特のものらしく、セヴァン湖畔にあるノラドゥズ村の墓地が特に有名だそう。ハチュカルは墓石として使われるだけでなく、アルメニア人とって大切な心の支えの象徴となっています。
セヴァン湖はコーカサスの真珠とよばれており、海がないアルメニアの保養地として国外からだけでなく国内各地からも観光客が多く訪れる場所となっています。
面積は琵琶湖の約2倍。でかい!
周囲の土産屋にはこのような青緑色の石が沢山売られていました。アクセサリーに加工されているものもあり、この辺りの特産品かと思われます。
アルメニアは黒曜石がとれるのでその一種かな?瑪瑙っぽくも見えます。
帰りはもはやドライバーさんを気遣うこともなく、J-POPをがんがんかけてエレバンへ。やっぱクラムボン最高。ドライバーさん眠そうでしたがこれくらいは我慢してもらわんと。
帰りに寄ったガソリンスタンドから。雨あがりの雲がいい具合です。
19:00すぎにホテルに到着。フロントをのぞいたらドライバーを手配した女性とは違う人が座っていました。仕事中に電話をかけていたのではない模様。本当に心配してくれていたようです。終わり良ければすべてよし!最後のセヴァン修道院も素晴らしかったしすべて水に流すことにしました。ブログにはこうして書いちゃってるけどね。
ホテルすぐそばにあるアルメニアの伝統料理を提供するレストラン「TavernYerevan」に行きましたが満席でした。お店がありそうな共和国広場まで行き、目についた適当なレストランに入店。
大人数向けのメニューが中心で、1人用はケバブしかないと言われたためそれを注文。臭みが全くなく、ジューシーで美味しかったです。ビールとよくあいました。
店内ではピアノの生演奏も。適当に選んだ割には素敵なレストランでした。
なんとなく口さみしかったので、コーヒーショップに立ち寄りデザートもついでに頼んじゃいました。
ななめ向いに座った2人組の女性と目があい、どこから来たの?と話しかけられました。「日本」とこたえると、「そう。楽しんでね。」と笑顔。いろいろあったけど、やはりアルメニアの人たちは親切で大好きです。
最後にもう1度共和国広場の噴水ショーをみて、今日の締めといたしました。なんやかや、充実した1日。明日はコーカサス旅行最後の1日。じっくり味わって観光していきたいと思います。