コーカサス⑧ アルメニア タテヴ修道院編
9/27(金) AM8:30 朝食をとりに階下へおりると、まだ準備ができていなかったらしく、コーヒーを飲みながら待機。
ここで食べた朝ごはんのヨーグルトが、今まで食べたことがないくらいおいしいものでした。濃厚でねっとり。
昨日タテブロープウェーまでの送迎を息子さんにお願いした女性をつかまえ、ホテルの出発時間を確認。ロープウェーの乗車時間を10:00で予約しているため、それまでには乗り場についていたいと伝えると、問題ないとのお返事。
しかし部屋にもどり9:00になってもいっこうに呼び出される気配なし。念のため再度その女性にグーグル翻訳を使ってアルメニア語に訳し確認を取ったところ、やはりホテルを10:00に出発と勘違いしていました。
いそいで息子さんを呼び出してもらい、あわててホテルをチェックアウト。
荷物は預かってもらいました。結局出発したのは9:40。
車で40分かかる道のりをどんなに飛ばしても半分に短縮することはできず、結局10:00発のロープウェーに乗車することはできませんでした。
1回の時間変更につき1,000AMDかかり、帰りの時間も変えたため結局合計9,000AMDはらうことになりました。時間変更しても30分後には乗車できたため、事前予約をせずに直接乗り場の窓口でチケットを購入した方が良さそうです。
滞在時間は余裕を持って1時間30分とし、PM12:30タテヴ修道院出発に変更しました。念のため迎えの時間を2回確認し、ドライバーの息子さんとは一旦解散。
今度こそ無事に10:45発のタテヴ修道院行きロープウェーに乗り込みました。
1番前に陣取り、景色を堪能。雲ひとつない快晴で、先ほどの痛い出費のショックも吹き飛んでいきます。
このロープウェーの全長は5,752m。元!世界一長いロープウェーです。(2019年10月現在世界最長ロープウェーはベトナム フーコック島にあり。7,899m。)途中の中継地点でがくんと急降下するのでみんな「ひゃー」とか言ってました。感嘆詞は全世界共通。
10分程で降り口に到着。修道院への小道には土産物屋がずらり。
はちみつ屋さんが多かったです。この辺の名産なのかな?
アルメニアは世界で1番はじめにキリスト教を国教にした国。そこここに十字架がたっています。
よくみるとデザインがひとつひとつ違います。
犬は1番いい場所知ってるよね。
いよいよタテヴ修道院に入場です。
タテヴ修道院はアルメニアで最も美しい修道院といわれています。9世紀に創立され、教育施設として600人もの修道士が暮らしていた時期もあったそう。
内部も言葉にならない美しさ。
神学校だったんだなーと思うとまた違った印象を受けますね。ハリーポッター的な。
ここは親切に、女性が被る用のストールも置いてありました。こんな感じのを持っていくといいと思います。
アルメニアの教会で多くみられた、入り口脇にずらっと置かれる十字架レリーフたち。
いっこいっこ素敵な文様です。デザインパターンの勉強になりそう。
ドアもこんなん。これはちょっと新しめ。
内部を充分に堪能したあとは、タテヴ修道院を上から眺めて楽しみたいと思います!徒歩で30分ほど道を真っ直ぐあがっていくと展望台があります。私は時間が押していたため、土産物屋付近の駐車場にいたタクシーをつかまえ連れていってもらいました。
タクシーの運ちゃん。最初タテヴビューポイントと伝えたら5,000AMDと伝えてきやがり、さすがにそれは高いと3,000AMDに値切る。タクシーに乗り込むとなぜか逆方向に発進。どうやら行く場所を勘違いしていたようです。
NO!と伝え、こっちと指差すとやっと展望台にいきたいとわかった模様。多分2,000AMDで行けたはず。2,000AMDにならんの?と聞いても時すでに遅し。結局3,000AMD払いました。
みなさまは行かれる際、上の写真を見せれば2,000AMDで行けるはずです。どうぞお使いください。ぐぬぬ。アルメニアに着いてからぼったくり運がついてまわっとります。
とまぁ上記の払い過ぎ案件はさておき、展望台からみるタテヴ修道院はこんなに素敵な眺望。
3,000AMD払ってでも来る価値ありよね~。と自分をなぐさめる。
なぜか豚さんもいました。え?食用?
遠景で1枚。タクシーも味のある車で絵になる。
最初運ちゃんが5分しか待てない~。と言い出すも、いや通常より多く払ってんだしってことで無理やり10分待たせる。運ちゃん歌うたいながら待機してました(笑)なんやかや、憎めないおじさん。インドを思い出したな。
最後にもう一度タテヴ修道院に入場し、別れをつげてロープウェー乗り場に向かいました。もちろん帰りも1番前確保。
送迎のお兄さんとも無事合流。帰る道すがら、牛飼い集団に遭遇しました。
こんな感じで牛の集団が何十メートルにも渡ってつらなっています。この辺りはきっと牧畜が盛んなのですね。
ゴリスに着いて、お支払い。10,000AMD渡したところ、お釣りの2,000AMDがないとのこと。まぁ行きかっ飛ばして頑張ってくれたしな~。ってことでお釣り1,000AMDでいいよと伝え、送迎代9,000AMDとしました。タクシーは10,000AMDと言っていたので、まぁ格安かな。細かいお金は持っていった方がよさそうです。
昼食はこちらでいただくことにしました。「TAKARIK」まぁまぁのお味。ただシーザーサラダ頼んだらマヨネーズがっつりかかっており、胃もたれしました。ホテルのランチたのんだほうが良かった。。。
ゴリス出発は16:00。まだ時間があったので、再度奇岩の展望台にいくことに。
みどりの門がたっています。むしろ景色を邪魔してんじゃ。。。鐘もどうやって鳴らすのだろうか。写真は撮りませんでしたが、ここトカゲたくさんいます。苦手な人はつらいかも。
ホテルにもどり、荷物をピックアップ。15:30に昨日チケットを購入したオフィスに到着しました。まだバスはきておらず、オフィス内で待たせてもらうことに。何人か16:00のバスに乗りたいと訪れる人がいましたが、満席ですべて断られていました。
16:00になってバスが出発しようとしたところ、トラブル発生。どうやらウェブで申し込んだ男性が満席で座れなかった様子。予約したのになんで座れないんだ!!とかなりご立腹。結局代車を出すことになったのか、バスは男性を乗せず16:30に出発しました。アルメニアでは切符は直接窓口で買いましょう。
行きも寄った道路沿いの食堂。結局帰りも何も買わず。
行きもいた、食堂の猫。また来たね~、と言わんばかりにすり寄ってきてくれました。
日本に連れて帰りたかった。。。
食堂で何も買わないのを心配してか、バスに同乗していたおばさまがサンドイッチをくれました。塩味の強いカッテージチーズ的なものと、ハーブがはさんであります。これすごく美味しい!
おそらくアルメニアは外食文化はあまり発達しておらず、家庭料理が今もなお中心なのでしょう。
21:00頃エレバン駅裏のバスターミナルに到着。タクシーは1台しかいなかったので、言い値で乗り込む。でも多分ぼったくられてないと思う。(と思いたい)ホテルの場所もわかっていて、この辺だよと降ろしてくれました。
Hotel Tigran Mets Yerevan。共和国広場から徒歩5分ほど。通りをはさんだ向かいに両替所併設のスーパーがあり、大変便利な立地でした。
時間も遅いのでトビリシのように通りに停まっている流しのフリーガイドをつかまえるのは諦めて、ホテルの提携ドライバーに明日のエレバン近郊修道院めぐりはお願いすることにしました。
ホルヴィラップ修道院→ゲガルド修道院→ガルニ神殿→セヴァン修道院をまわって49,000AMDのところを45,000AMDに。AM9:00ホテル出発にするつもりでしたが、10:00出発でも夜の7:00にはエレバンに戻ってこれるというので10:00出発にしました。これが失敗だったんだけどね。
チェックインの後、噴水ショーを見に共和国広場へ。
風船売りなどがいて、夜22:00近くでしたが子供もいました。エレバンは治安よさそうです。このときのバックミュージックはスターウォーズでした。予想以上に良かった。
バス内でくれたサンドイッチのおかげであまりお腹はへっておらず、今夜はこのままホテルに戻って就寝。移動が続いたのでぐっすり眠れました。
コーカサス⑦ アルメニア ゴリス編
9/26(木)エレバン駅到着30分前くらいにドアを叩いて起こされます。
途中同室のおばあさんが教えてくれて、朝もやの中にそびえ立つアララト山がみえました。雲の傘をかぶっており、山頂は臨めず残念!その後のアルメニアの旅でもついぞ山頂とのご対面はかないませんでした。
7:25遅れることなくエレバン駅に到着。同室のおばあさんは息子さんが迎えにきていました。
英語が話せないおばあさんの代わりに、息子さんがおばあさんの言葉を通訳してくれました。「あなたの素晴らしい気遣いのおかげで、この列車の旅がとても素敵なものとなりました。アルメニアの旅を楽しんで。よき旅路になるよう祈っています。」
おばあちゃん。。。お世話になったのは私の方なのに!そんな素敵な言葉に「私の方こそお世話になりました。ありがとうございました。」としか返せない私の英語力のなさ。勉強しよう。
誰しも初めて入国する国は緊張するものです。しかしこのおばあさんのおかげでアルメニアの人たちはとても親切でやさしいのだと安心することができました。本当に、本当にありがとう。旅はたまにこんな素敵な贈り物をくれます。だから旅をやめられないのです。
エレバン駅構内。だだっ広く豪華なつくりは旧社会主義国家ならでは。
駅出口をでて左側に目を向けると、朝もはよから市場をやっておりました。
せっかくなので見学。新鮮な朝どれ野菜がたくさん並んでいました。
ジョージアラリからアルメニアドラムに両替をしたかったので、駅前にいるおねえさんにこの時間でもあいている両替所はあるかと尋ねたところ、地下道にあることを教えてくれました。
エレバン駅をでてすぐ目の前の地下道を下るとすぐ左手にあります。駅裏側に位置するゴリス行きバスが発着するターミナルもこの地下道を抜けてたどり着くことができました。
バスターミナルに着いてすぐに「ゴリス?」と話かけてきた左側のおじさん。QAXのターミナルの二の舞は踏まぬよう「タクシーでは行かないけど、9:00発のゴリス行きバスに乗りたい」と伝えました。
するとおじさんすぐそばにあるチケット窓口まで連れて行ってくれ、チケット取得まで代行してくれました。お礼を伝えると「次はタクシーを使ってね」とウインク。
なんと親切な!おじさんはタクシー運転手にもかかわらず、バスチケットを手配してくれたのです。アルメニア人の人の良さは筋金入りのようです。
そんなこんなでバス到着。チケットに座席番号もふられているので、急いで乗車しなくても大丈夫。ただみんな荷物は大量に持ち込むので、自分の荷物は素早く後ろのスぺースに置き、場所を確保しておきましょう。
予定より20分オーバーの9:20にバスはゴリスに向けて出発しました。
2時間ほど車をはしらせ、道路脇にある食堂で休憩。30分ほど時間をとっていました。ここでなぜかカメラがいうことを聞かなくなり、露出が補正できない。いじり倒してみた結果、シャッタースピードがオートから手動に変わっていただけでした。
おかげさまで昼食をたべのがし、そのままバスは出発。14:00前にゴリスに到着しました。
ここからすでにもうゴリスの奇岩がみえます。
バスが停車したのはここ。
MAPSME上で検索するとBUS TO YEREVANのバス停は2か所ヒットします。わたしが乗車したバスは右下赤ピンのゴリスの教会から歩いてすぐの場所に停車しました。奇岩の山を背にして直進するとゴリス中心部の広場にたどり着きます。
先人ブロガーさんの日記によると、エレバンへ戻るバスは予約必須とのこと。バスが停車した正面建物がチケットオフィスとなっており、バスを下車次第すぐに明日夕方のゴリス16:00発のバスを予約しました。
乗れなかった人もいたので、あとまわしにせずすぐに予約するようにしましょう。ちなみに、MAPSMEの表記は15:00発となっていますすが、実際は16:00出発です。金額は表記通り2,500AMDでした。
明日のタテヴ修道院行きロープウェー乗り場の送迎車を確保したく、ツーリストインフォメーションに行きましたが、ここでもやはり提携しているドライバーはいないとのこと。その辺のタクシーに頼むか、ホテルで手配をお願いするしかなさそうです。
とりあえずホテルにチェックインしようと、徒歩で予約済のChristyHotelへ。
え?このさき民家じゃないの?っていう道を通ってたどり着いたこのホテル。チェックインは14:00から開始なのに誰もいません。たまたま隣で工事をしていたお兄さんがスタッフを呼び出してくれました。
無事チェックインをすませたら、スタッフの女性にゴリスでの予定を尋ねられました。明日タテヴ修道院に行くつもりと伝えたところ、彼女の息子がタテヴ修道院行きロープウェー乗り場までの送迎を行っているとのこと。
金額もタクシーより格安の8,000AMD。即決でお願いすることにしました。
ゴリスだけでなく、これから訪れるエレバンも水が豊富な印象をうけました。道端にはこのように終始水が噴出している飲み場が数多くありました。側溝にもきれいな水が流れています。この溝に後で帽子落としましたけど。。。
ホテル代を支払ったら、手持ちのお金があとわずかに!あわてて両替所を探索。広場に面した通りにあるこの銀行で両替できました。他にもスーパーの並びにもう1軒銀行があり、そこでも両替可能です。
お財布の中身も補充できてひと安心。今日ののこりの時間はゴリス内をゆったり散策することにしました。
ゴリス町中にある教会。門はひらかれており、誰でも入場可能な状態となっていました。
内部はきれいに整えられており、現役の町教会といったところです。日曜日は町中のみんなが集まってミサとかやるんでしょうね。
散策途中でぶどうがたわわになっていました。ジョージアほど有名ではありませんが、アルメニアのワインもなかなかのお味だときいています。帰国前にトライしなければ!
次に向かうはここ。小さな町なのですべて徒歩で移動可能です。
ゴリスの町外れにある奇岩のビュースポットです。トルコのカッパドキアのような奇岩群を臨めるそう。
崖からちょっと突き出た展望台から奇岩群をぐるっと見渡せます。さすがにカッパドキアとは規模が違いますが、これはこれでなかなかな眺め。RockChurchなるものもあり、展望台からは40分程で歩いていけるそうです。
景色に魅入っていたら、後ろを通りがかった少年が花をくれました。ちょっと!日本で見知らぬ外国人に花を贈る少年なんている!?花なんて前職辞めた時以来だよもらったの!!嬉しすぎてしばらく眺めてました。
ここからすぐの場所にカフェがある様子。行ってみることに。
右下赤ピンのVIEWPOINT展望台からはすぐ。徒歩5分くらい。
店内は緑にあふれ、いい雰囲気。軽食だけでなく、ちゃんとした食事も注文できる様子でした。
店員さんからゴリスのチャイと説明をうけた紅茶をオーダー。眺めのいい一番端の席を陣取りしばしまったり。ただすぐそばにある木にみっちり、かたつむりが群れをなしてかたまっていました。あんなに沢山いるの初めてみた。。。
日が傾き寒くなってきたので、ホテルにもどることにしました。広場を通り抜けて帰ります。
ホテルスタッフの女性が、宿でも夕食を提供しているからここで食べてはいかがかと提案してくれました。1人分を種類多く用意してくれるのはありがたい。19:00に食堂にいく約束をして部屋にあがりました。
食事はすべて家庭料理。上の煮込み料理のほか、ブドウの葉で肉と米を包んで煮たトルコ料理のドルマと全く一緒の食べ物もでてきました。アルメニアではトルマというそう。どれもすべてやさしい味で美味しく、すいすい胃の中に吸い込まれていきました。
デザートもいただいて、お腹いっぱい。満足満腹。お会計は2,000AMD。これだけ食べて500円以下!?破格です。水が豊富な地域なので、部屋のシャワーの水圧も日本並みにありました。明日はいよいよこの旅のハイライト。タテヴ修道院です。
コーカサス⑥ ジョージア トビリシ・ジョージア-アルメニア夜行列車編
9/25(水) AM8:30ホテル出発・チェックアウト。荷物をフロントに預け朝食へ。
夕方に個室温泉の予約を取ってあるので、タオル石鹸一式を持って今日は終日のんびりトビリシを散策予定です。
ホテルすぐそばにある「Entree」。朝8:00開店で、コーヒーも美味。店内も清潔でした。TripAdviserに案内がのっています。
Entree Artisan Bakery (トビリシ) の口コミ112件 - トリップアドバイザー
さっそく本日の観光開始。徒歩でシオニ教会へ。
シオニとはエルサレムのシオニ山からきているそう。のちに訪問するトビリシのツミンダ・サメバ大聖堂ができるまでは、ジョージア正教の総本山でした。
内部はミサ中。あとでまた再訪することにしました。
次は市街地の中でも目を引くデザインの平和橋。
2010年に開通したばかりの歩行者専用橋。デザインはイタリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキ氏によるもの。
実際わたってみるとこの迫力。観光客がばしばし写真を撮っていました。
橋をわたりきると、そこは広場になっています。
ん?なんかいる。
やっぱりお犬さま。いやねいいんだけど、なにも通路の真ん中で寝なくても(笑)
広場をぬけて細い階段を上るとなかなかの絶景スポット。
こうして見るとトビリシは緑の多い街だとわかります。
そのまま大通りを抜け坂を上り見えてくるのが次の目的地、ジョージア正教総本山ツミンダ・サメバ大聖堂。
ムツヘタのスヴェティツホヴェリ大聖堂と似ただんだん状の建築物。2004年に建造され、南コーカサスで最大の聖堂です。圧巻。
内部はまだ新しく、ピカピカでした。
昨日行ったカズベキの教会名もツミンダサメバでしたが、意味としては至聖三者。至聖三者とはなんぞや?ってかんじですが、わたしもわからんかった。。正教会用語で三位一体とも訳され、神についての概念・理論なのだそう。か、神を体現した聖堂なのかしら?
重要なイコンには、このように聖杯のようなものがつるされているのが印象的でした。
そろそろ昼食にしようとMAPSMEを立ち上げ、ルートを検索。目的のレストランは徒歩30分以上かかる様子でしたが、のんびり街歩きがてら向かうことにしました。
途中の花屋。おじさんウインクサービスしてくれました。
向かった先のレストランはここ。
「In The Shadow of Meteki」。左上の表記にあるGeorgian Aviation University前の通りをまっすぐ進むと右側にあります。手前に公園があるのが目印。
まだ12時になったばかりで、ランチタイム1番のり。誰もいないテラス席を独占できました。市内を流れるクラ川を眺めながらご飯がくるのを待ちます。
頼んだのはこれ。ジョージア人の定番朝ごはんと書かれていました。ハーブの効いたミネストローネに卵をいれて煮込んだ一品、美味しかったです。自分でも作ってみよう。
一緒に注文した飲み物は「レモネード」。ジョージアにおけるレモネードはレモン味ではございません。フレーバー付きサイダーという位置づけで、何の味がいいのかをきかれます。これは洋ナシ味。ほかにもりんご味など種類はたくさんありました。
支払いをすませたら、また市内中心部へもどります。ふくれたお腹を抱えてやってきたのは、クラ川沿いにそびえるメテヒ教会。
堅牢な外観から容易に想像はつきますが、かつては監獄として使用されていた歴史もあるそう。かのソ連の文豪ゴーリキーが幽閉されていたことでも知られています。ポケモンじゃないよ!
内部はこれまたミサ中で撮影不可。2度ほど時間をあけて訪問しましたが、常に人がたくさんおりトビリシ内の教会の中で1番のにぎわいを見せていました。
メテヒ教会は川岸ぎりぎりにたつ小聖堂もあります。
メテヒ教会内部で川岸におりれそうな道を探すも見当たらず、諦めてすぐ横のメテヒ橋を渡ろうとしたところ、橋の途中に入口を見つけました。
メテヒ橋途中にある入口をはいり、この道を進みます。
するとこのような小さい祭壇をもうける小聖堂が。観光客もおらず、なかなかの秘密スポットでした。
まだまだ続くよ街あるき。ミサ中で内部に入れなかったシオニ教会を再訪です。
無事入場。天井のキリスト画にちょうど光があたり荘厳な雰囲気でした。
内部は色鮮やかな絵画で埋め尽くされており、装飾も細やか。新旧のジョージア正教会総本山対決はツミンダ・サメバ大聖堂よりも、私は旧のシオニ教会に軍配をあげたいと思います。
教会の裏口をでて昨日訪れたErekleⅡ通りを抜け、そのまま進んでいくとトビリシのおしゃれストリート「Shavteli通り」にでます。
通りはピアノが置かれ演奏する人や、壁面に絵画が飾られているエリアもありました。いわゆるインスタスポット。歩いているだけで楽しいので、時間があれば行く価値ありです。
ここの1番のみどころはこの人形劇場前にある仕掛け時計。やや傾いているのはわざとです。多分。毎時0分に天使がでてきて鐘を鳴らします。
人形劇は夜8時に行われているそうです。お時間がある方はぜひ!
この時計台のそばにあった、工事中の建物内に閉じ込められた犬がギャン鳴きしてました。心配になり、周囲を見回していたところしばらくして飼い主登場。
おそらくまだ子犬で落ち着きがなくどこかに行ってしまいそうなため、一時的に避難させていたのでしょう。ちゃんとすぐに解放されていました。
大喜びの犬。よかったねぇ。わたしもほっとひと安心。
その後、コテアフハズィ通りに行ってみるとナグザリさんと再会。マジで1日中立って客待ちしてる様子です。仕事の邪魔をしてはあかんのですぐに2度目のお別れをしました。またジョージア行くとなったらガイドお願いします!
歩き疲れてきたので、チェックしていたカフェへ。
144 Stairs Cafe (トビリシ) の口コミ95件 - トリップアドバイザー
ロープウェーのナリカラ砦降り口のすぐ下に位置しており、ながいながーい階段を疲れた足をひきずりながら上っていきました。
カフェの名前の通り144段の階段を上っていきます。この看板がみえたら入口はすぐそこに!
猫のオーナーが出迎えてくれました。
注文は自家製レモネードをお願いしました。これはちゃんとレモン味。
ここのカフェは苦労して上った甲斐もあり、眺めが最高でした。のんびりとした雰囲気でゆったりとした時間を過ごせます。体力に自信のある人は行ってみるべし。
しっかりと休んで体力を復活させたら、温泉街へ。
まだ個室温泉の予約時間まで間があったので、この橋の奥にある滝まで行ってみることにしました。
上の橋の写真を撮っていたら「トレビアン!」と話しかけてきた少年。
てっきりフランス人かと思ったら、ウクライナ人だそうな。え?なんでフランス語?
帰り道でもすれ違い、「OH~!」とか言い合った(笑)いつかウクライナ行くからその時もすれ違えたらいいね。
はいこれが滝ですよ。
展望台では孔雀を持った人が待ち構えており、お金を払うと滝をバックに孔雀と一緒に写真を撮ってくれます。なかなかシュールな構図になりそうですが、気になる方はトライしてみて。いくらかかるかは存じ上げません。
予約時間の10分前にはフロントに来てと案内されていたので、16:50にChreliAbanoへ再訪。地下の待合室へ通され、個室の清掃が済んだところでお呼び出しをうけました。
個室内はトイレとロッカーが併設。洗面台もあり、希望者は有料でマッサージをうけることもできます。
中に入るとほのかな硫黄のかおり。湯舟につかった瞬間、やはりでてしまう「あ゛~」のひとこと。極楽です。1時間の制限タイムぎりぎりまで入ってました。
ドライヤーなるものはやはり用意がなかったので、髪を乾かしがてらの湯上り1杯。アイラブトビリシ駐車場に面したこちらのワインバーでジョージアワインの締めをいただきました。
まだ時間がはやいため、中はがらがら。貸切でした。
一昨日ワイン購入の際にショップですすめられたローズワインを試してみました。
ただのロゼワインでないの?と思っていましたが、飲んでみてもやはり違いはわかりませんでした。香りは白より強め。ただし白ワインの方がやはりコクはあります。
ホテルに戻り、荷物をピックアップ。タクシーアプリ「Bolt」を呼び出し待機中にコーヒーを出してくれました。Hotel Nicolas、よいホテルでした。
タクシーから降ろしてもらうように指定していた場所はここ。他ブロガーさんが何人か紹介していた、トビリシ中央駅前にある「Sharma Club」です。
右の赤ピンがトビリシ中央鉄道駅。駅から徒歩5分くらいです。
赤いコカ・コーラの傘がたくさん屋外に立っているのでそれが目印になるかと。
地元の客でにぎわっていました。席を確保してから注文に行ったほうがよさそうです。
スタンダードサイズのラバシュをオーダー。コカ・コーラの傘にちなんで飲み物はコーラにしました。
ひとくち食べて、感動。ぱりっとしたパン、中の肉は臭みもなく美味。しかしスタンダードサイズはかなり大きく、半分を残し明日の朝食とすることにしました。
歩いて駅に向かうと駅前広場にぶつかります。広場は道路に囲まれており突っ切ることができず、一旦地下にもぐる必要があります。地下は小さなショップが並んでおり、見通しがきかず通り抜けるには勇気がいります。
しかしそのまま駅がある方向へ真っすぐ進んでいくとガラス張りの自動ドアがあり、そのドアの奥にある地上行きのエスカレーターを上ると無事ホームにたどり着くことができました。トイレは地下にあったので、エスカレーターを上る前にすませると良さそうです。
出発1時間前にはホームにいましたが、ほぼがらんどう。30分前になると人が増えてきました。
わたしの乗る予定の1等車にあたる15号車は後方にありました。
入り口前には車掌が待機しており、チケットチェックを行っています。ここで事前に旅行会社から送信されてきていたEチケットを提示。問題なくスムーズに乗車完了しました。
いよいよジョージアともお別れ。次の国、アルメニアへ入国です。
部屋内部はこんなかんじ。布団やまくらは入口上部にある棚に置いてあるので各自おろして使用します。水とお菓子が用意されていました。
ここでとなりの中国人夫妻から部屋を交換してほしいと相談されました。どうやらならびの番号でチケットを取ったにもかかわらず、部屋がちょうど分かれてしまったとのこと。同クラスでの移動なので問題ないと告げ、アルメニア人のおばあさんと同室に。これがのちのトラブルの元となりました。。。
列車は時刻通りの22:16出発。1時間ほどしてからパスポートチェックがありました。
時間も遅いため、チェックが済んだらすぐに明かりを消して就寝。部屋は鍵がかかるので安心です。翌日の深夜1:00頃、アルメニアの入国審査があり、ドアを叩いて起こされます。アジア人は全員外へ。
そこでビザ取得の有無を聞かれますが、日本人の場合事前取得の必要はないため「NO」と答えて問題はありません。ほかにシンガポール人、先ほどの中国人もいましたが、全員電子ビザをすでにとっている様子でした。
ここで世界一最強といわれる日本パスポートの効力発揮。1番うしろに並んでいたにも関わらず、1番先に名前を呼ばれました。アルメニアでの訪問先や滞在するホテルなどの簡単な質問に答えたらすぐ完了。お金も徴収されませんでした。
寒かったのですぐさま部屋にもどり、今度は室内での車掌のパスポートチェックがあるのでそのまま起きて待機。全員の乗車が完了したら、車掌がきて機械にパスポートを通しチェックを行います。
ここでトラブル発生。あなた中国人じゃないの?と問い詰められ、渡したパスポートを没収されてしまいました。同室のおばあさんが必死に説明をしてくれ「この子は日本人よ」と庇ってくれました。ありがとう(涙)
しばらくしたらパスポートは無事返却されました。どうやら部屋番号とセットで国籍も管理されており、部屋を変更する際には車掌に申し出る必要があったそうです。そのどたばたの最中でも、となり部屋の交換してあげた中国人夫妻はぐうぐう寝ていましたけれども、おいおい。。。
これを読んでいるジョージア-アルメニア間の夜行列車の使用を検討している人は、同パターンが起きたとき部屋の交換はできるだけ同じ国籍の人同士で行ってもらうよう断るか、申し出てきた人に車掌にも部屋を交換した旨を伝えてもらうよう説明した方が、無用なトラブルを回避できます。
心臓が止まるかと思いましたが、やさしいアルメニア人おばあさんに助けられ、無事に眠りにつくことができました。このトラブルで車掌さんとの距離も縮まりむしろ良い思い出となりました。災い転じて福となす。
アルメニア ゴリス編につづきます。
コーカサス⑤ ジョージア カズベキ・ムツヘタ終日ツアー編
9/24(火) AM7:00はやめにホテルを出発。まずはトビリシの朝さんぽ。
日中観光客であふれているアイラブトビリシ駐車場まえも朝は閑散としております。
トビリシ市街地は犬が沢山おり、みんな耳にタグをつけているので襲ってくる心配はありませんでした。日中はのんびりマイペースに寝ております。
しかし、朝は犬の活動時間帯なのか朝ごはんのサンドイッチをいれた袋をさげて歩いていたところ、のそのそと私のあとを5~6匹くらい犬がついてきました。
あげてもいいんだけどね。全員にあげたらわたしの分なくなるからね。ごめんね。
7:30頃に、前日ナグザリさんと約束した集合場所を確認しに現場へ。よしよしここでOKと立ち去ろうとしたら、ワッツアップに着信が。
ナグザリさん、なんと30分前にもう待機していた様子。「どこいくの?ここであってるよ」と言われ、朝ごはん食べたいからまたここに戻ってくると伝え、近くの公園へ。
なぜかオレンジジュースの紙パックにストローがついていなかったので、端をかみちぎりワイルドに飲み干しました。しかしサンドイッチはおいしい。SPARテイクアウト、おすすめです。
7:50に集合場所にもどり、出発。ナグザリさんは準備万端で待っていてくれました。車はホンダ。安心の日本車です。
途中で撮った1枚。
この時期、トビリシの朝もカズベキへ向かう車内も相当ひえこみました。ユニクロのウルトラライトダウンが大活躍。あたたかい恰好でいくことを推奨します。
まずはジョージアの軍用道路にはいります。全長およそ200km。カズベキのツミンダサメバ教会は軍用道路内の170km先に位置し、トビリシ市内からはだいたい3時間ほどで到着するそうです。
ちなみに、冬は道中こんな景色になるそう。ナグザリ氏から贈呈。
ブログに写真のせていい?って聞いたときに「もっとクール(かっこいい)な写真があるなら送って」って伝えたらこの写真が送信されてきました。え?そっちの意味?
せっかくなので掲載。
先人ブログを拝見すると、ツミンダサメバ教会に行くには山の麓で車を降ろされ、そこで更に4WDをチャーターするか、トレッキングして向かう必要があるという事前情報が。しかしナグザリさんはホンダをかっとばし、直接教会まで行ってくれました。
はい到着。ツミンダサメバ教会。この時期は午前中逆光でした。露光調節の腕が試されますな。
後ろを振り返ると絶景。カズベキ山です。快晴なり。やはり午前中に来て正解。
まずは教会に入る前、入口脇の小部屋内にある箱に入れられた、エプロン状のものを腰に巻きつけます。聖地であるがゆえ、できるだけ正装でという配慮。デニムや短パンは避けた方がよさそうです。
ジョージア・アルメニアのすべての教会では女性が頭にストールを被っていました。私は帽子をしていたので注意はうけませんでしたが、念のため薄手のスカーフかストールを持参した方がいいと思います。
内部は撮影禁止。撮っている方もいて、注意をされる様子もありませんでしたが、今回は遠慮しました。状況をみて各自判断してください。
馬が放牧されていました。水飲み場にもちゃんと十字架。
教会の対面には丘があり、登るとこんな景色がまっています。
車内で待機中のナグザリさんと合流。他に何かリクエストある?と聞かれたので、近場にあると他ブロガーさんの日記にあった、ミネラルウォーターが湧く場所に連れていってもらいました。
道路脇にこんな岩が突然出現します。滲みだしているのがミネラルウォーター。
道路をはさんで向かいにある小さい階段をくだると水汲み場があります。
水は炭酸泉。酸味強め。好みがわかれるところです。私はひとくちで充分満足。
次はロシア・グルジア友好モニュメント。
ロシアとジョージア今はそんなに仲良くないそうな。国名の読みもロシア語読みからジョージアに変えちゃったしね。
このモニュメント、Wikipediaさんによると。
1983年、両国のあいだでむすばれた1783年のギオルギエフスク条約200周年を記念してつくられたものである。
ギオルギエフスク条約とは、グルジアが当時のペルシア帝国からの侵略を防ぐため、1783年にロシアをグルジアの保護国と位置づけ交わした条約。これがきっかけでグルジアはロシアに併合され、1918年の独立までロシア帝国支配下に置かれました。
どこが友好なのかもはやわからん形だけ残ったモニュメントですが、景色はあっぱれ。パラグライダーなんぞも飛んでいました。
さて、ナグザリさんも驚くスピードでさくさくと旅をすすめていきます。
次はここ!アナヌリ教会。ジンヴァリ湖畔にたつこの教会。内部からは美しい湖の景色を楽しむことができます。
アナヌリ教会で検索するとだいたいこの写真。私も真似して1枚。
要塞としての役割も兼ねていたそう。だからなのか、結構無骨な印象を受けました。
湖は美しいエメラルドグリーン。写真ではわかりませんが、紅葉もちらほらはじまっていました。可能ならば晴れた日に行ったほうがいいです、絶対。
このあたりから標高も下がり、気温が上昇。半袖で観光できました。
ここからムツヘタ。だんだんになっている建物の形状がおもしろいスヴェティツホヴェリ大聖堂です。
ムツヘタはジョージアの古都にあたり、中心にあるこのスヴェティツホヴェリ大聖堂はジョージア最古の聖堂といわれています。
写真撮影禁止表示にもかかわらずみんながしがし写真撮っていたのでわたしも!
フラッシュたかなければ問題ないのかな?真偽の程は不明です。
大聖堂の横道は土産ストリートとなっており、チュルヘラなんかも売っていました。
ジョージア入国の際にわたしの胃を破裂寸前までおいこんだパンもあります。おなか空いてたけどこれはパス。夕食たべたいし。。。
ツアー最後の観光場所、ジュワリ修道院。丘の上にたっています。
ジュワリとは「十字架」の意味。上からみると十字架の形をしたテトラコンチ様式教会。この建築形式の発祥とされる教会です。
内部にはキリスト教伝道師聖女ニノが建てたとされる十字架にちなんだ、巨大な木造十字架が設置されていました。
教会のうらにまわると、先程みたスヴェティツホヴェリ教会をぐるっと囲む形をした古都ムツヘタの街を一望できます。
またここはトルコから流れてくるクラ川、ロシアから流れてくるアラクヴィ川の合流地点となっています。川の色も若干違う。
そんなこんなであっという間にツアーは終了。計6か所を駆け足でめぐりました。16:00まえにはトビリシ中心地の自由広場に到着。道中たのしく無事に観光できたのもナグザリさんのおかげ。
最後に約束していた100Lariと一緒にチップを渡そうとした所「1人だと払う金額が大きくなってしまうからいらないよ」と受取りを拒否。イケメン!ほれてまうやろ~!!
お礼がわりにこのブログで紹介させていただきました。みなさまもジョージア行く機会があれば是非、ナグザリさんに案内をしてみてもらってくださいね。
昼食抜いて観光していたので、お腹と背中がくっついてしまうほどに空腹。
昨日行くつもりでやめた、自由広場からもほど近い「Racha」ではやめの夕食とすることにいたしました。
ヒンカリを注文。マッシュルーム味にしました。お味はイメージしていたのとは、、、う~ん。注文選択を誤ったかな。ひと味足りないかんじ。素直にノーマルのヒンカリを注文したほうがよさそうです。
まだまだ外は明るいので、昨日割ってしまったワインの代わりを探しにワインショップへ。自由広場近くのこちらのショップにいきました。コテアフハズィ通りにあるショップよりも安価なワインがそろっていましたよ。
左下の円形の広場にたっている赤ピンが自由広場。広場からは歩いてすぐです。KISI産のぶどう品種がジョージアでは最高級とされているらしく、おすすめされたのでそのアンバーワインを購入。
一旦ホテルにもどり、荷物を置いたらちょうど夕暮れ時に。明日にしようと思っていたロープウェーを前倒しして今日乗ることにしました。
ロープウェーは市街地の真上を通っています。現金支払いの窓口があるので、そこでジョージアの地下鉄などで使える共通カードを購入、乗り込みます。共通券をすでに持っている人はカードをかざし、そのまま乗車できます。
ロープウェーを降りると、正面にジョージア母の像がみえます。
このジョージア母の像は右手に剣を持ち、左手にワイン杯を持っています。意味するところは、敵には剣をもって迎え撃ち、友にはワインでもてなすというもの。敵にはまわしたくないな、こういう人。。。
ロープウェー降り口はナリカラ要塞到着とガイドブックには書かれていますが、1番上の城壁には急斜面の崖を登らなくてはたどり着けない様子でした。
登ろうと試みるも、帰りは真っ暗闇のなかで崖を下る必要がありそうだったので断念。その手前にあるニコライ教会の広場前にある城壁の上で夜景を堪能しました。
ここからの眺めも充分美しい。帰りは坂をくだって徒歩で街中へ。後ろ向きに坂をくだるアジア人とすれ違いました。あれ、多分中国で流行ってる坂道後ろ向きにくだる健康法とかよね。どこに行っても中国人はすぐわかる。。。
崖に登って体力消耗したので、ガソリン補給!ワインを飲みに以下のお店へ。
沢山の飲食店がならぶErekleⅡストリートの1番奥にあるワインバーです。メニューはボトルのみの紹介でしたが、店員さんに尋ねるとグラスもある模様。
やはりここはアンバーワインを頼みました。
このワインが本当においしかった!!!
アンバーって結構物足りなかったり、酸味強かったりしがちだと思うんですがこれは奥深くて香りもGOOD。値段もお手頃で店員さんのかんじも良く、この店近所にほしい。1人で気軽に飲みにきている地元の女性らしき人もいました。
夜景もみて、最後にはおいしいワインで締める。ツアーもナグザリさんのおかげで申し分ないものとなりました。完璧な1日。
コーカサス④ アゼルバイジャン-ジョージア移動編
9/23(月) AM7:00チェックアウト。バスターミナルまで行くためタクシーをよんでもらったら20分後に到着とのこと。
その間朝食たべててもいい?って聞いたらOKだったので、大急ぎで食堂へ。
調子のってオムレツまで焼いてもらいました。おいしかった。
フロントに戻るとタクシーはすでに待機中。
このタクシーの運転手が日本人大好き!な人で、以前ジョージアから日帰りできて、3時間だけシェキを案内して乗せた日本人の話をしてくれました。
バスターミナルに到着。
タクシーの運ちゃんが「このポールの前で待っていればQAX行のバスが来るよ!お金は運転手に直接わたせばOK。」と教えてくれました。
7:50運ちゃんの宣告通り、QAX行のバスが到着。予定通りの8:00、満席でバスは出発しました。
40分ほどでQAXバスターミナルに到着。
バスから降り立つと一人の男性が「トビリシ行きたいの?」と話しかけてきました。
最初、タクシーの客引きかと思い無視。他のバスの運転手とおぼしき人物に「トビリシ行きたい」と告げると、先程話しかけてきた男性を指差し、「彼に聞いてごらん」と言われました。
どうやら男性はターミナルの職員で、満席になってしまいがちなトビリシ行のバスを、外国人がくるとおさえてくれる様子です。
おじさん。。。ごめんね。。。
とりあえずバスが来るまでここで待機していなさいと、売店がならんでいるエリアとは逆に位置する白い建物内の待合室まで案内されました。
案内所内にはチケット窓口もあり、となりはターミナル職員の控室となっていました。
もし写真の男性にあえなくても、上のチケット窓口の左横にうっすら写っている控室に直接行ってトビリシに行きたい旨を伝えれば、席を確保してくれる可能性大です。
トビリシ行バスは出発10分前の10:20に到着しました。
無事席を確保。ありがとうおっちゃん!!
バス内部はこんな感じ。
オンタイム・満席でバスは出発し、1時間30分ほどで国境到着です。
出国待ちで並んでいたら、バスで一緒だった女性に話しかけられました。
「シガー」とだけ聞き取れ、首をかしげていたら、「サンキュー」といきなり言われ、一緒に途中の売店まで連れていかれました。
何か買わされるのかと思い、先を急ごうとしたところ、そのまま行っていいよ、と促されます。そのまま歩き、荷物検査機に自分の荷物を通そうとしたその時、先程の女性に「忘れ物よ!」とタバコを2カートン渡されました。
どうやら、免税分以上のタバコをジョージアに持ち込むために、手伝ってほしいと先程言っていたのでしょう。英語を話さなかったのもわざとだと思います。
タバコを急に渡されとまどっていたら、荷物検査の職員が「こんなことにまきこんじゃだめだよ」と、女性にタバコを戻してくれました。
ジョージア入国の際も、その女性はタバコを渡してきました。断るとその女性の知り合いらしき女性まで「こんなことくらい協力してあげればいいのに」と言い出す始末。無用なトラブルに巻き込まれたくないので断固として拒否。
すると今度は全く関係ない、たまたまそばに並んでいただけの女性にタバコを渡そうとしていました。その女性も苦笑しながらきちんと断っていましたけれども。
女性のみに声をかけるあたり、手慣れています。
その後、他の誰か協力者を見つけたのでしょう。ゲート通過後のバス待機場所に、その女性は大量のタバコを抱えてやってきました。
今回はタバコだけだったので協力することになっても問題はなさそうでしたが、このようなケースで麻薬等を運ばされたりする事例はありそうです。絶対拒否の姿勢でいきましょう。私も勉強になりました。
無事ジョージアに入国できたら、乗ってきたバスを待機。
その間にアゼルバイジャンマナトからジョージアラリに両替をします。
ボーダーでも犬はマイペース。
30分程たってから、無事にバスが到着。みなさんきちんと元の座席に着席です。
国境手前でバスを降ろされてから1時間くらいかな?両替の時間を入れても充分時間はあります。荷物検査があるためバスを降りた時点で自分の荷物は全部持っていきましょう。
また走り出してから1時間くらいのち、休憩。
売店にはこんなものが売っており、お腹がすいていたので迷わず購入。
濃厚なチーズがぱりっとした生地に包まれており、かなり美味しい!
しかし、でかい。。。空腹を一気に満腹にさせ、夜ご飯もこれのおかげで抜く羽目に。
その後1時間30分程走り、15:30頃バスは以下の場所に停車。
トビリシに到着しました。
Avlabari駅まえに到着するという情報もありましたが、私の乗ったバスはこちらのバスターミナルにとまりました。Isani駅のすぐそばです。
先を急ぐので、地下鉄ではなくタクシーをつかまえてホテルへ。
タクシー代、これまた忘れました。
トビリシの宿はHotel Nicolas。中心部からすぐ。部屋も清潔で申し分なかったです。
ただチェックイン時、電気系統のトラブルで停電中。夕方もどってきた頃には復旧していたけれども。
荷物を置いて、徒歩で自由広場へ。
塔が立っている右側の広場にツーリストインフォメーションがあります。
明日終日トビリシ近郊にあるムツヘタとカズベキに行くため、車とドライバーを紹介してもらおうと訪問。
しかしそこでは提携しているドライバーはおらず、向かいの通りにある旅行会社へ行けと指示。旅行会社のスタッフに行きたい場所を伝え、金額を尋ねると600Lariとのこと。
約2万円。無理。
スタッフの女性にお詫びをつげ、その場をあとに。
他ブロガーさんの情報によると、自由広場からほど近い「コテアフハズィ通り」に、フリーツアー車が沢山停車しており、180Lari前後でドライバーをチャーターできるとのこと。とりあえず行ってみることに。
通りはこんな感じ。フリーツアーの車は観光地の写真が貼り付けてあるのですぐわかります。
1台の車に目をとめ、写真に見入っていると話しかけてきたのがこのガイドさん。
nugzariさんです。行きたいルートを伝え、はじめに提示された金額は250Lari。交渉後、200Lariまで値下げしてくれました。ありがたい。
当初の予定では、ムツヘタへ行ってからカズベキへ行こうとしていたところ、ナグザリさんいわくカズベキは午後になってからだと雲がでてきてしまい、景色を存分に楽しめないとのこと。その助言にしたがい、朝イチでカズベキのツミンダサメバ教会→ロシア友好モニュメント→アナヌリ教会→スヴェティツホヴェリ大聖堂→ジュワリ修道院の順でめぐることにしました。
翌朝8:00にこの車の停車場所に集合し、出発することを決めて解散。
いつもここで待機している様子です。とても素晴らしいガイドさんでした。みなさまもトビリシ行く機会があればナグザリさんにガイドをお願いしてみてください。(掲載本人了承済)
とてもわかりやすい英語で案内してくれるので、言葉の心配もほぼありません。
注意書きの意味は100Lariその場で払い、残りの100Lariは明日のツアー後に支払うと約束したのでその備忘録。持ち逃げされることなく、ちゃんと次の日待機場所で待っていてくれました。右の赤ピンはシオニ教会です。
念の為ワッツアップも交換し、解散。
その後この通りにワインショップが乱立しているので、友人にたのまれた土産のワイン探しスタート。
だいたい試飲できます。
店のお兄さんが「東京」のTシャツを着ていた(笑)心意気にこたえ、白ワインを1本購入。友人用には別の店でアンバーワインを購入しました。
ホテルに一旦もどって荷物をほどき整理をしていたら、残念なことに白ワインを破損。。。みなさま、試飲のしすぎはお気を付けあそばせ。マジで泣きそうになった。
涙をふいて出発。温泉街へ。そう!トビリシには温泉があるのですよ!!!
アイラブトビリシの駐車場から徒歩5分程。あたりは硫黄のにおいがたちこめてます。
ひとまず向かったのはここ。
GoogleMapでは「ChreliAbano」と表記。MAPSMEには案内ありません。
ただ温泉街に入って、川の方へ向かうと右手にすぐこの建物が見えてきます。ので迷う心配はないかと。
ここで個室温泉の予約。1Fの入り口はいってすぐ右にあるフロントに希望の個室と日時を伝えます。あいていたらメモを渡されるので、フロント向かいにある階段を下ってB1Fにある窓口へそのメモを渡し、部屋をおさえてもらったら予約完了です。
明後日9/25の17:00から1時間。一番安い個室をとりました。確か50Lari。事前情報より値上がりしてました。タオル等借りれるっぽいけど、できたら持参してくれと言われました。
無事個室予約できたので、今日は共同温泉浴場へ。
NO.5とかいろいろ男性用の共同浴場はあるもようですが、女性用の共同浴場はここ。
事前に調べていきました。
場所はここ。左の赤ピンがChreliAbano。温泉街の川の前の広場を右手にみて、坂をあがっていくと右側にあります。
入り口はいってすぐ右にある窓口にお金を払って、奥のドアへ。
タオル代込みで5~7Lariくらいだったかな。
ドアをはいると温泉のヌシ(女性)が待機しており、窓口で渡されたチケットを渡します。ロッカーもあり、ヌシが鍵を管理している様子。タオルを頼んだ人はここで渡されます。タオルといってもほぼでかい布。まぁ問題あんまりないけど。サンダルも無料で貸してくれます。
温泉はずらっと高い位置にシャワーがならんでおり、あいてる好きな場所で浴びるシステム。打たせ湯的なかんじでした。シャンプー・石鹸等はないので持参しましょう。
湯船は深めで立ってはいります。思っていたよりも熱めで満足。極楽でした。日本人らしき人も湯船につかっており、声をかけてみれば良かったなぁとあとで後悔。
ドライヤーなんてものはもちろん無いので髪の毛濡れたままで外へ。冬とか一瞬で凍死しそう。
温泉街のなかにはこのようなジューススタンドがぽちぽちあります。オレンジジュースを湯あがりに1杯。うまし。
いくらだったけな?決してお安くはないです。でも最高。
温泉ドームの上で休む犬。そこ、あったかいの?
ホテルへ帰るみちすがら、24時間営業のスーパー「SPAR」を発見。
市街地に沢山あるので、歩いてればどっかのSPARにぶつかります。
ここで、明日の朝ごはんとミニ版袋入りのチュルヘラがあったので土産用に購入。ついでにチョコやらおじさんマークのジョージア紅茶も買いました。ほぼこれでお土産完了。ヨーロッパにありがちな袋持参方式でなく、ちゃんとビニール袋つけてくれました。ありがたい。
夜景をみながらゆっくりと歩いてホテルへ帰る。これぞ旅の贅沢。
ジョージア カズベキ・ムツヘタ終日ツアー編につづきます。
コーカサス③ アゼルバイジャン シェキ編
9/22(日) AM5:30起床・7:00にチェックアウト。
ホテルにタクシーをよんでもらって、BAKU INTERNATIONAL BUS TERMINALへ。
旧市街から外へ出る際ゲートスタッフに2AZN請求され、キレるタクシードライバー。
あろうことか終いには私に払えと言ってきた。
昨日のレストランの教訓もあり、財布は絶対ださず、「なんで?」と日本語で対抗。
結局ドライバーのおっちゃんが払ってました。いや、タクシー代に入ってるはずだから、その金額。
無事到着。15~18AZNだったかな?
スンバラシイ景色のある場所にバスターミナルはあります。
とりあえず下まで降りて(多分3F)チケットオフィスへ。(KASSAと表記あり)
オフィス内にいた職員にアプリで表示したチケットを見せたところ、「INTERNET」と表示のある窓口まで案内してもらえました。そこでチケット発券。
アプリで購入したとしても、チケット発券はしなければいけない様子。注意です。
これ、アゼルバンジャンで食べたごはんの中で一番おいしかった。
ぼったくりの傷を未だにひきずっております。
バスは9:20頃出発。
意外にも、ちゃんとした大型のバスでした。
席番号に従ってみんな着席しており、他のあいているもっと良い席に移動するには運転手に交渉する必要がある様子。
ながいながい(そうでもない?)6時間のバス旅のはじまりです。
途中、このちびっこが話しかけてきて癒されました。
折り紙の鶴折ってあげたら、飛行機折って返してくれたりとか。
お母さん(多分わたしより年下)が、お礼にと沢山おかしやらパンやらをくれるので、満腹に。アゼルバンジャンの人たちのあたたかさに触れた出来事でした。
3時間ほど走ったのち、休憩所へ。
ここでまたちびっこ、私の手を引き、トイレやら売店のおいしいお菓子やらを案内。
かわいすぎか!(笑)
ごめんよ、きみのお母さんのおかげでわたしのお腹は今いっぱいなのであります。
15:30シェキバスターミナルに到着。お世話になった親子へのお礼もそこそこに、すぐにチケット窓口へ。明日のQAX経由のトビリシ行バスをおさえようとした所、予約はできないと言われてしまう。QAXが始発のバスでないため、売り切れで乗れない場合もあるとの他ブロガーさんの情報があったので、ここは予約しておきたかった。
まぁタクシーになってもしょうがないかと、ガックリ肩を落として歩いていた所、おじさんに呼び止められる。何かハコのような形のジェスチャーをして、ついて来いとのこと。
行った先ではなんと、わたしの愛用スーツケースが。
うっかり受け取るのを忘れて、窓口へ行ってしまっていたのでした。
気を引き締めていかんとね。アゼルバンジャンのみなさまはだいたいみんな、とても親切です。
ターミナル内にいたタクシーをつかまえて、ホテルへ。
Sheki Palace Hotel
キャラバンサライの向かいにあるホテル。今回の旅でいちばんの高級ホテルでした。
タクシー代は例のごとく失念。
チェックインしてすぐに街歩き。時間はもう16:00すぎ。
まずは向かいにあるキャラバンサライへ。
この時点で、ドアは開け放たれており、だれでも見学可能となっていました。
中庭。シルクロード時代の隊商宿の雰囲気を色濃くのこしております。
本当はこの宿に泊まりたかったのですが、電話受付のみ、アゼルバイジャン語オンリーという難易度高めのミッションをこなさねばならず、断念。
アゼルバンジャンの旅行社と出発前にメールでやりとりしてみましたが、直接宿を予約した際には20AZNで宿泊できるはずのところ、なぜか送金手数料ふくめ60USDに跳ね上がり、手数料の内訳教えろと送っても返答なし。
恐怖の南京虫がいるとの情報もあり、今回はそれならばとBOOKING.COMで予約可能な高級ホテルにしました。さすがに宿は快適。後悔なしです。
明日から通常の格安宿にもどれるかしら。。。
お次はシェキといえばココ!な、シェキハーン宮殿。通称夏の宮殿です。
長い坂をのぼって、キャラバンサライからは徒歩10分ほど。バスも巡回してる様子でした。
右側入り口前の道路はさんだ向かいの小屋でチケット購入できます。
入場料は他ブロガーさんによると2AZNだそうです。
宮殿内はスタッフとともに廻らねばならず、撮影絶対厳禁です。
建物内に入る際にチケットを見せ、ある程度人数が集まったら、内部の見学開始。
わたしの場合、ほぼ全員ほかの見学者はアゼルバイジャン人。全く理解できないアゼル語にて説明がはじまったので、先に他の部屋をのぞかせてもらおうとしたところ、スタッフのおじさんに激怒されました。「写真とったら罰金だよ!」とそこだけ英語(笑)
でもおじさん、宮殿をこよなく愛するいい人で、大人しく行列につきしたがっていたわたしに、最後は英語で個別に説明してくれました。
いわく、この宮殿は客人をもてなすために心をこめて装飾をほどこしたのだとか。
遠くからはるばるいらした客人への尊敬の念がこめられているそうです。
だったら、日本からはるばるきた私にも丁重に、などと思ってはいけませんな。。。
上記のいきさつはともかく、内部はとてもすばらしかったです。一見の価値あり。
※他ブログ読んでみると、英語ガイドも追加料金払えばしてくれるそうです。案内は特になかったように思うので、窓口でチケット購入時に希望される場合は聞いてみてください。
正面写真。外国人よりもアゼルバイジャン人の観光客が多数を占めていました。
外からでも充分、内装の素晴らしさがうかがえる丁寧なつくりとなっていますね。
坂をくだって、次の目的地に行く前にMAPSMEで「Great Sunset View Point」なる箇所を発見。ためしに行ってみることに。
右上の双眼鏡のピンがシェキハーン宮殿。
残っている城壁の高台部分で、確かに夕日がきれいに拝めそう。
日没時間が近づいたらまた再訪決定。
ビューポイントピンのすぐ上の赤ピンはツーリストインフォメーション。
「i」の案内表記と一緒に「Traditional Craft」の看板が見え、入ってみることに。
中は通路状になっており、シェキ名産の絹織物などが売っているショップがつらなっていました。シェキ中心部のシルク工房は17:00までと早めに閉まってしまうため、ここは大変便利。工房、時間がなくて行くのを諦めていたのでこれはありがたい!
1枚、気になったストールの値段を聞いた所、コットン素材のためか15AZNと激安でした。即決。刺繍糸はきちんとシルクで織られていました。
何時まで営業しているかはわかりませんが、おそらく17:00以降もあいていそうな雰囲気でした。観光客もあまりいなく、ゆっくりと商品をみてまわれます。穴場。
元のルートにもどり、城壁を越え、さらにさらに坂を下っていった先にあるのが、
シェキ冬の宮殿です。
MAPSMEに表示はありますが、ちょっとわかりにくい場所にあり、しっかり道に迷いました。素直にその辺にいる人に道を尋ねましょう。「Winter Palace」で通じます。
右下の赤ピンがキャラバンサライ。モスクが目印的な表示ですが、「え?どこモスク?」ってな感じでした。結局通りすがりの人の力を借りて到着。
ここ冬の宮殿は、旅行記でも取り上げている方は少なく、夏の宮殿と比べて印象がうすい扱いをうけておりますが、なんと、内部写真撮影OKなのです。
入場料は撮影費込みで5AZNだったかな。
1階部分はあまり見どころがありませんが、2階は素晴らしい。
2階にあがるとすぐこれ。息をのむ美しさ。ちょうど西日が差し、床に窓ガラスの影がうつっていました。
内装の装飾美に関しては、やはり夏の宮殿に軍配があがるものの、こちらの冬の宮殿は自由にみてまわれるうえ、写真撮影可。
そしてなにより人が少なく、こころおきなく見学を楽しむことができる点がメリット。
テレビの撮影隊なのか、SONYの大きなカメラを持った方々もいらっしゃいました。
他にいる人はそのくらい。ほぼワンフロア貸切。土足厳禁でした。
お礼を伝えてその場をあとにし、結構あるいたので一息つくことに。
キャラバンサライに沿って細くのびる小道はお土産商店がならんでおります。
その中のひとつ。「illy」マークがあるカフェに入店。
コーヒーではなく、チャイを注文。
この、一緒についてきたお菓子はおそらく「シェキハルヴァ」。
あまーいハルヴァとチャイがよく合いました。
ゆっくり休んだあとは、サンセット(2019年9月だと18:40くらいかな?)。
さきほどチェックしたGreat Sunset View Pointへ再び行ってみました。
城壁にはばまれて視界はひろくとれませんが、他に人もおらず、ちょうど目の前で日が沈んでいきます。
夕日に感動し、満足したら出発。
犬も絵になるシェキの夕暮れ。
腹がへっては戦はできぬ。ってことで、絶景を堪能したあとは夕食とすることにしました。
宿泊したホテルSheki Palace Hotelのすぐ裏にある「Qaqarin」。
テラス席で、暮れなずむ景色を見ながらのディナーでした。
注文したのはシェキ名物「Piti」羊肉と豆を煮こんだスープをまず召し上がり、
残りの具をパンにつけていただきます。
満腹になり、身も心も満たされたので明日にそなえ早めにホテルへもどりました。
コーカサス② 出発・アゼルバイジャン バクー編
9/20(金) 17:30終業後すぐに出発して成田第2ターミナルへ。
今回ももちろん一人旅。愛用のゴロゴロをひっさげて出勤しましたよ。
今回はパスポート更新したため、自動チェックインを再申請。窓口閉まってたけど、出国審査の横のカウンターで無事申請できました。
出国後は、いつものシャワールーム。
https://www.narita-airport.jp/jp/service/svc_37
30分1,050円。シャンプーとボディーソープ、ドライヤーは備え付けあり。歯ブラシは別料金。
オンタイムで成田を飛び立ち、一路カタールへ。初カタール航空。機内食もおいしく、ちゃんと各席にモニターあり。ハマド空港にて、有名なこの熊とも対面。最初見つからなくてうろうろしてしまった。奥にいます。
成田発便で隣になった女性がのどあめをくれました。ありがたい。
新婚旅行かな?これからギリシャに行くそうな。
遅れることなく、無事バクーのヘイダルアリエフ空港に9/21(土)11:20到着。
飛行機降りたらすぐにVISA発券用の機械があるので、必要事項を入力。迷ってもすぐに職員が駆けつけてくれるので、心配ご無用です。
カタール発便では通路はさんで隣の男性が日本人でした。
安全のため(笑)にも、連絡先交換しましょうということで、メッセンジャーを交換。
彼とは市内へ行くバスでも一緒でした。
市内へ行くバスの運転手さん。
バスチケットは空港出口を出てすぐ左側にチケット購入機械があります。
4回チケットかエンドレスにチャージできるチケットのみ購入できるという事前情報をゲットしていましたが、1回こっきり・2回チャージチケットもありました。
一応もう1回使うかも、と思い(結局使わんかった)2回券を購入。
英語表記にも変更できるので、心配なく購入できると思います。
バスは出口目の前の通路はさんですぐの所に待機しているので、迷いようなし!
一応、運転手に「BAKU?」って聞いてみるといいと思います。
40分ほどで28May駅前に到着。
多分停まったのここ。上の駅っぽいのがおそらくバクー中央駅かと。
でもって、バスが走ってきた方向を背にしてずんずん進んでいくと見えてくるのがこのモニュメント。
このモニュメントを背にして通りを挟んだところにSIMのお店が沢山並んでました。
「backcell」という赤い看板の店でSIM購入。アクティベート代込で1GB10AZNくらいだったかな。空港で買うより安いはず。
SIM屋のおっちゃん。
最初SIMセットしてもらってもネットつながんなくて、「つながんないよ~(涙)」って訴えても、そんなはずはないと言い張られる。しかしそれでもしぶとくねばったら、他の店員の若いおにいちゃんが繋いでくれました。
おそらくAPN設定してなかったんだと思います。アクティベートしてもらう際には言語設定を英語にすることもお忘れなく!
その後、すぐにBoltを起動し、タクシーを呼んでホテルへ。
旧市街内にタクシーが入るには別途料金がかかってしまうため、ゲート手前で降ろしてもらいました。
ホテルにチェックインしようとするも、なぜか満室。同料金ですぐそばにあるホテルを紹介してもらい、無事チェックインできました。
Old Castle Hotel
ベット3台もあるひろーい部屋に案内され、ホットシャワーも出る。もちろんFree-WIFIあり。むしろラッキーでした♪
スタッフの方々も親切。
荷物を置いてすぐにレッツゴー!
向かうは殉教者の小道へと停車するケーブルカー乗り場。
青丸がついている赤ピンが乗り場。もう1つの赤ピンはフレイムタワー。
双眼鏡の赤ピンが殉教者の小道となります。
旧市街からは徒歩15分くらい。歩いて行けます。
途中、なんじゃこりゃ?な建築物も。
ケーブルカーは13:00-14:00の間は運休するので注意!
30分ごとの運行という情報もあったのですが、人数集まったら都度動かしてくれる様子でした。
降りたら、乗り場を背にして左へ左へと向かいます。
で、見えてくるのが殉教者のお墓。
そしてお墓をむかいにして右側にしばらく行った先にそびえ立つは、
バクーのシンボル フレイムタワーです。
そしてタワーを背にしてカスピ海側に進んだ先に目をむけると、
殉教者を弔う塔がそびえています。
塔の中はこんな感じ。
常に火が灯されています。強風であんまし見えなかったけれどもね。
塔の先は展望台になっており、カスピ海を見渡せます。
※写真じゃわかりませんが、めっちゃ強風てか、暴風ふいてます。
在アゼルバイジャン日本国大使館さんの説明によると殉教者の小道とは・・・?
1990年1月20日のソ連軍の侵攻による犠牲者及び1991年~1994年のナゴルノ・カラバフ紛争犠牲者の追悼モニュメントと墓地がある。366つの墓標に刻まれた犠牲者の肖像の中には幼い少女のものも含まれ,この国の辿った悲しい歴史を感じさせられる。
となっておりました。
ナゴルノカラバフ紛争、コーカサスに来るまでは存在すら知らなかった場所ですが、現在進行形で進んでいる国際問題です。
墓は綺麗に整備され、塵ひとつ落ちていませんでした。
花がささげられている墓も多く見られます。
犠牲になった方々の関係者が癒される日は来るのでしょうか?1日もはやく解決の糸口が見つかるよう願っています。
帰りは歩いてくだりました。
ケーブルカーの線路を上から眺めることができます。
くだり切ったその先には、絨毯博物館があります。
これもザハ・ハディド氏設計だと思っていたら違いました。。。(あの国立競技場の)
オーストリア人建築家のフランツ・ヤンツ氏のデザインだそう。
ザハ氏設計のヘイダルアリエフセンターはすっとばしてしまったので、後悔。
みなさまは時間があれば是非行ってみてくださいませ。
ちなみに、この絨毯博物館の前のでかい道路を挟んだ向かい側に両替所があり、レートもなかなか良かったです。
発券機で「EXCHENGE」を選択して番号札を受取、番号が呼ばれたら窓口へ行く仕組み。地元の人でにぎわっていました。
両替を無事すませたら、また旧市街へ逆戻り。
今度は乙女の塔へ向かいます。
入場料はいくらだったか失念。8AZNとの情報もあり。
入場後、ぐるぐると階段を登っていくと屋上からはこんな景色。
透明のアクリル板に囲まれてしまってはおりますが、なかなかの眺望でございます。
※マジで風強い。
乙女の塔の由来とは、DTACアゼルバイジャン観光情報局さんによると。
塔の名前の由来には望まない結婚を強要された少女がこの塔からカスピ海に身を投げたため、など諸説があります。
などとなかなか、悲しいエピソードが。
アクリル板が設置されたのも、乙女同様に観光客が塔から落ちたため、なんてことも言われております。
あまりに風が強く、心が折れそうになったため、一時休戦。カフェにて一息つくことにしました。
行ったところはココ。Chay Baghi145。カフェは一番上の階。下はすべてレストランになっていました。
ここ本当におすすめです。景色最高。右下の神殿赤マークが乙女の塔。
すぐ裏にあります。てか、乙女の塔の前から見えます。
途中猫がうまい具合にカーペットにライドオン。
こっちに向いてくれなかった。残念!
カフェに到着。ティラミスとどっちにするかで悩んだ末、チーズケーキとチャイに決定。
外国によくありがちな、舌しびれるんでないかいってほどの甘さはなく、美味しくいただきました。こいつもいくらしたかな~。失念。日本のカフェ並みの値段はした気がします。
ひとやすみして、体力をチャージしたのち、また出発。
今度も徒歩で旧市街内にあるシルヴァンシャー宮殿へ。
乙女の塔からは徒歩10分程。
入り口は門をくぐって坂のぼるとあります。
これまた入場料忘れた。10AZNとの情報あり。高いね、わりと。
掃除のおばちゃまがいい味かもし出しておりました。
中はこんな展示。撮影OKだったのかしら?謎です。。。
アラジンのランプみたいのときめくよね~♪
中庭もあり。記念撮影スポット。
ザ!遺跡!な場所もありました。
特筆すべきものはなにもありませんが(失敬)、まぁこんな感じの宮殿に王様は住んでらしたのね、という感じで暇つぶし程度に寄るのがよろしいかと。
入場料お高い様子なので、宮殿に行かずヘイダルアリエフセンターに行っとけばよかったとこれ書いてて後悔した次第です。
気を取り直して次。こんな広場を横切りつつ向かうは海岸公園。
旧市街を抜けて、ぐるっとカスピ海を囲んだ形でながーく遊歩道になっている公園です。市民の癒しスポット。
風強すぎて癒しどころか侘しさしかわいてきませんがね。
全長2kmにもなるそうです。
フレイムタワーの眺めは最高です。感動する余裕なかったけれども。
あまりの強風&寒さに心が折れたので、街歩きはここで断念。
早めのディナーとすることにいたしました。
ArtGardenと登録していますが、実際の店名は「HanRestaurant」でした。
右上の赤ピン、私の宿泊したOldCastleHotelの向かいすぐの場所にあります。
中に入るとすぐに案内してもらえました。
店内奥では歌謡ショーが行われ、いい雰囲気。
写真つきのメニューだったため、わかりやすい。
羊のひき肉をパイ状の生地で包んだこちらを注文。
ビールとよく合う美味しいディナーでした。
気分よく会計をし、ホテルに戻ったあとに発覚したのですが。。。
17AZNのところ、倍の34AZN請求されていました。痛い。
悪気はなかったと信じたい所ですが、恐らく確信犯でしょう。
今後、会計時はしっかり気を付けなければと学んだ初日のディナーでした。
シェキ編につづきます。